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2017年07月27日20:36

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蝉時雨のラジオ

こないだの日曜日から、二十四節気では「大暑」に入りました。まさに夏の盛りです。
そんな季節にふさわしく、毎日朝早くからセミの大合唱がきこえていますね。「蝉時雨」なんて味わい深い言葉もありますが、ぼくの仕事部屋の窓のすぐそばの木でいきなり鳴き出してびっくりすることもあったりして。それでもやっぱり、夏らしくていいものです。

セミといえば、種類ごとの分布、勢力範囲といってもいいのかもしれませんが、これは時代とともに変化しているようで、たとえばぼくんちの周辺、ぼくが子供のころはミンミンゼミやニイニイゼミが多かった記憶があるんですが、今はすっかりクマゼミが主役になっています。

このようなクマゼミの隆盛は広範囲にわたって起きている現象のようで、ウェザーリポート社がおこなった調査によると、従来クマゼミの生息域の北限は関東南部と言われていた、逆に言えば関東南部より南にしかいなかったクマゼミの声が、2010年ごろには関東の北部や北陸でもきかれるようになっていて、全体として生息範囲が拡大傾向にあるそうです。これはなぜなのか、諸説あるものの、今のところ明確な原因は特定されていないようです。

というのは、逆の現象が起きている地域もあって、たとえば京阪神地区では近年クマゼミの減少が指摘されていて、逆にアブラゼミが復活傾向にあるとの報告もあるのだとか。また、鹿児島市では2000年代以降クマゼミが減少しているという報告もあるそうで、本来は南方系のセミで温暖な地域に生息するクマゼミにとって好ましい気候のはずなのに減っている、という不思議なことも起きています。ですからきっといろいろ複雑な要因が重なっているのでしょうね。

ちなみに、クマゼミとミンミンゼミは同じ場所に生息しない、という特徴があるのだそうです。これには理由があって、クマゼミとミンミンゼミの鳴き声って全く違って聞こえますでしょう。クマゼミは「シャンシャンシャンシャン」、ミンミンゼミはその名の通り「ミーンミンミンミンミーン」ですものね。

ところがこの両者、ベースとなる声の質はほぼ同じで、テンポが違うだけなんだそうです。つまり、小刻みに鳴けばクマゼミになり、ゆったり鳴けばミンミンゼミになる。同じ声なので、バッティングしないように棲み分けしているらしいんです。地域的な棲み分けをしていない場所もあるようですが、その場合はそれぞれが鳴く時間帯を分けていて、両者が同時に鳴くケースはほとんどないのだそうです。

へええー、と思って、うちの庭のクマゼミの声を録音して、波形編集ソフトで声の高さを変えずにテンポだけ引き伸ばしてみると(単純に再生速度を落とすと声も低くなっちゃいますが、最近はこういうことがフツーにできるんですよねえ)、ほんとうにミンミンゼミみたいな声になりましたよ。じつに面白いです。スマホにも、再生速度を変えられる音声アプリってあると思います。録音アプリもありますしね、興味をお持ちのかた、お試しください。

このようにさまざまな分布をしているセミの声。番組をお聴きのみなさんが今いらっしゃる場所ではどんなセミの声がきこえていますか。また、記憶の中にある昔のセミの声はどんなでしたでしょうか。そんなことを思いながら、この夏の盛りを味わうのもいいかもですよ。…あ、これもしかして自由研究のネタにもなるかも?

たしかに今ごろの時期にはクマゼミが増えたけれど、夏の終わりが近づくとツクツクボウシの声がきこえる、これは昔から変わらないような気がします。
あの声がきこえてくるまでに、夏をたっぷり味わいたいですね。

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と、そんな話題からスタートした2017年7月27日のSmile on Radio。登場いただいたのは…

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Today's Smile
浜松学芸高校 音楽課程 3年生の、鈴木 晴日さん、松嶋 梨瑚さんのお二人をスタジオに。今週末の土曜日・29日の午後にアクトシティ中ホールで開催される「浜松学芸コンサート」(http://www.gakugei.ed.jp/high/topics/detail.php?id=812)についてご案内いただきました。

従来は音楽課程の生徒さんたちによるソロ作品の演奏を行う、通称「ソロコン」とも呼ばれていたコンサートに、電子音楽課程の定期演奏会である「ポップス&クラシック」を取り入れてバージョンアップ。会場もこれまでのUホールからアクトシティに移しての開催です。

アコースティックなソロ・アンサンブルから、電子オルガンのソロ、そしてピアノ・バイオリン・チェロの三重奏や電子オルガン4台による四重奏、最後は合唱へと、徐々に移り変わっていくプログラムが特徴です。また、2月7日に亡くなられた服部頴明学園長先生を偲んで、音楽科第1回卒業生の二橋潤一さん作曲「服部先生の想い出」が生徒により再演されるのも注目の一つです。

ご出演のお二人も練習を積み重ねてきています。とくに直前となる今週はコンサートのための特別な時間割が組まれており、学校側のサポートもばっちり。本番に向け「練習の成果が出るよう楽しんで演奏したいと思います!(松嶋さん)」「来てくださった方に楽しんでいただけるよう精一杯がんばります!(鈴木さん)」と意気込みを語ってくださいました。

では詳細情報です。【開催日】2017/7/29(土)【時間】開場 13:30〜/開演 14:00〜 (終演 16:00)【会場】アクトシティ浜松 中ホール【入場料】全席自由 500円【チケット販売】アクトシティチケットセンター、ヤマハミュージックリテイリング浜松店【お問い合せ】浜松学芸高等学校 芸術科 電話053-471-5338です。ぜひ足をお運びください。

さらに、9月22日(金)には「第36回 定期演奏会」(http://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=19642)がアクトシティ大ホールで開催されます。第一部はモーツアルトのオペラ「魔笛」、第二部はグリーグのピアノコンチェルト、第三部は音楽課程の生徒さん全員での合唱。三年生にとっては最後の演奏会ですから学生生活の集大成となるコンサートです。こちらも楽しみです。みなさんぜひ頑張ってくださいね!

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Happiness Style
食と酒と音を結ぶ和「和音(カズネ)」・女将さんの川嶋あかりさんに「冬瓜の赤ワイン煮」を教えていただきました。

冬の瓜と書きますが夏が旬の冬瓜。そぼろあんかけなど和風のイメージが強い食材ですが、今回は赤ワインとお砂糖で煮込んだスイーツに仕立てますよ(いわばコンポートですね)。昨夜開催された「夏のワイン会」でもデザートとして提供され、大好評だったそう!

今回のレシピもとってもシンプルです。食べやすい大きさに切って下茹でした冬瓜を、同量の赤ワインと水とお砂糖でコトコト煮込みます(ただしお砂糖は最初に半分、冬瓜にワイン色がついてきたら残りの半分を!)。仕上げにキルシュワッサーを回しかけて、粗熱をとったら冷蔵庫で冷やせば出来上がり!

今回もスタジオにお持ちいただきましたよ〜。宝石みたいで見た目もきれい!口に運ぶと…おおーっこうなるんだ〜!「冬瓜の食感」と「甘いお味」の組み合わせはまるで洋梨かなにかのよう、それていて後味には冬瓜の風味もちゃんと感じるという、これは美味しい〜〜!冬瓜ってサイズが大きいですから、余りがちな時にも有効利用できますね。ミントを乗せたり、バニラアイスと合わせるのもおすすめです。この夏、ぜひお試しください!

大盛況だった「夏のワイン会」のようすがブログでレポートされています(http://kazune.hamazo.tv/e7556147.html)。うわーん美味しそう〜。早くも「次の開催をせひ!」との声があるそうで、秋ごろになるのでは、とのことですよ。要チェックです!

8月29日火曜日は「ミュージックバー和音」開催。今回のゲストはジャズトロンボーン奏者の白井こうじさんとピアニストの澄田聖子さんのデュオ。残暑厳しい中、暑苦しい漢のジャズ聴かせます!とのことで、チラシも暑い&熱い!チャージ料2,000円にはおまかせおつまみが付きます。ご予約は【TEL:053-525-7677】まで。お店の公式サイト(http://kazune-2015.com)やFacebookページ(https://www.facebook.com/kazuneakari/)もぜひご覧ください!

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はじまりはいつも、ヒトツの感動から。〜浜松市文化振興財団イベント情報〜
第2・第4木曜日のこの時間は浜松市文化振興財団のイベント情報をご紹介していきます。
今回は、文化事業課の宗田 涼さん、そしてインターンの学生さんたち、静岡文化芸術大学の天野 星那さん、南摩 莉花さん、横山 舞衣さんにスタジオにおいでいただき、『第23回 浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル』(http://jp.yamaha.com/about_yamaha/community/hamamatsu_wind_academy/)をご案内いただきました。

世界中から集まった一流の演奏者を教授として招き、個人レッスンを行う「アカデミー」と、教授らが出演するコンサートなど管楽器により親しんでいただくためのイベントを開催する「フェスティヴァル」<の二本柱からなる、世界的にも珍しい音楽イベントです。

「アカデミー」(http://jp.yamaha.com/about_yamaha/community/hamamatsu_wind_academy/participate/)では国内外から集まった演奏家を目指すみなさんが教授からレッスンを受けます。これまでに2,900名を超える修了生が世界に飛び立ち、活躍しています。レッスンは公開方式で行われ、聴講生はまだ募集中です。興味のある方はぜひお問い合わせください。また、初日の8月1日にはヤマハ管楽器工場の見学も!

「フェスティヴァル」(http://jp.yamaha.com/about_yamaha/community/hamamatsu_wind_academy/festivalconcert/)は、まず8月1日(火)の「オープニングコンサート」でスタート。世界の一流オーケストラで活躍するプロのアーティストの皆さんが一堂に会しての演奏に加え、教授陣と一般公募の浜松市民によるトランペット・アンサンブル、その名も「浜松ドリーム・トランペットアンサンブル」が登場!【会場】アクトシティ浜松 中ホール/開場 18:00/一般3500円・高校生以下1500円(全席自由)

8月4日(金)には教授陣によるソロコンサートが。ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者、セルジ―・ポントワース国立音楽院教授サクソフォン奏者、シンシナティ交響楽団首席テューバ奏者による世界一流の演奏を間近に見ることができます。【会場】音楽工房ホール/開場18:30/一般 \2,000・高校生以下 \1,000(全席自由)

8月5日(土)には、受講生の選抜者による演奏会「プレミアムコンサート」が。コオーディションで各クラスより1名が選出され、ピアノ伴奏つきで演奏を披露。小規模ホールなので優勝な受講生の指の運びが見え、息遣いまで感じられる特別な時間です。【会場】音楽工房ホール/開場18:00/入場無料 (要整理券)

チケットおよび整理券は、アクトシティ浜松チケットセンター、ヤマハミュージックリテイリング浜松店、市内の楽器店にて。整理券は配布が始まっています!お問い合わせはアクトシティ音楽院【053-451-1150】まで。

イベント中は静岡文化芸術大学の学生さんたちがスタッフとして参加。もちろん今日スタジオにおいでいただいたみなさんも参加されます。「ぜひ会場でお会いしましょう!」と学生さんたち。「スタッフも世界一です!」と宗田さん。素晴らしいイベントになりますね!

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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
「夏の王者」とも呼ばれる星座、さそり座についてのお話でした。

さそり座は、形がよく整っていてるうえに明るい星をたくさん含む、たいへんわかりやすい星座です。
ですが、空の比較的低いところにある星座なため、地上にあかりがたくさんある市街地や、建物や木立など空を遮るものがある場所ではみつけにくいのがちょっぴり残念です。
でも、さそり座のシンボルともいえる赤い一等星アンタレスはとても目立つ星で、南側が開けた場所でさえあれば、すぐに見つかりますよ。

今の時期、8時から9時ごろ。真南を向いて、目の高さから握りこぶし2つか3つ分ぐらい上のあたりを見ます。するとそこに、赤く光る明るい星がみつかるはず、これがアンタレス。とっても簡単に見つかりますよ。
星座の中ではさそりの心臓にあたる星です。本当に赤い色をしていて、肉眼で見える星の中では全天で最も赤いという、とても目立つ星です。

ただし、今年の夏は、南の空ひくいところに土星が来ていて明るく輝いています。なので、その方向には明るい星が二つ見えます。見分け方はまず、色。土星はちょっと黄色がかった色をしていて、アンタレスは見るからに赤い星です。そして位置関係でいうと、右がアンタレス、左が土星です。ただしこれ、あくまで「この夏は」ですからね。

アンタレスが見つかったら、そのすぐ右に3つぐらいの星が縦に並んでいるところがあって、これがさそりの頭にあたります。つぎに反対側、アンタレスから左に目をやっていくと、いくつかの星がちょうど釣り針のような形に並んでいます。これがさそりの尾、毒針の部分です。本当に釣り針のように、先端のところでちいさく鍵型に曲がっているんですよ。

でもって、この釣り針の先端部分は、これは条件のいい夜空でないとわからないのがホントに残念なんですが、天の川の中へさしこまれているんです。なので別名『天の釣り針』とも言われて、日本でも古くは「うおつりぼし」という呼びかたもありました。

星座ぜんたいを見渡すと大きなS字がたをしていて、たいへん均整のとれた姿です。
そして、市街地でも比較的よく見える三等星以上の明るさを持つ星が12個も含まれていてます。これは全天で88ある星座の中で最も多いんです。ほんとうに明るくてきれいな星座ですよ。ぜひご覧になって下さい。

ではいつものように探し方図解です。
http://img02.hamazo.tv/usr/t/o/m/tomsan/Scorpius2017-01.gif

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ

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