「悪いのはケガさせた事『だけ』で、胸を触ったのは大した事じゃない。というか、ケガをさせたのだって、故意ではないし」
………と、(捕まった今でさえ)思っているからこそ、出る発言ではないでしょうか、「暴力をふるうつもりは無かった」。
反省する気があるとは、到底思われませんが……。
■ベビーカー押す女性の胸触り、軽傷負わせる…「ちょっとぐらいいいか」と供述 37歳男を再逮捕 大阪府警
(産経新聞 - 07月27日 11:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4688475
痴漢被害があるのは、犯罪だという認識が無い人がいるから、というのが一番だと思うのですが、その次に、
『正確な被害者数が認知されていない』
というのがあると思います。
深夜一人歩きするような女性、露出の多い女性………とにかく、『特殊な人が遭う犯罪』という誤解が生じている。
実際は昼日中でも、街中でも、ロングスカートでもズボンでも、痴漢する奴はします。
以前、「痴漢に遭っても、自分は警察に訴えたことがない(変質者から逃げるので精一杯)」と言った事があるのですが………。
一度だけ、交番に駆け込んだことがあります。
でも、別にこの話は矛盾しません。
大学3年時。
夕方、自転車での帰り道でした。
背後から近づいて来た自転車が、私の自転車に追い付くと、急にスピードをさげ、並走をし始めました。
大きな道なのに、都合の悪い事に、近くに歩行者がいません(車通りはある)。
その人は、見た目にあからさまに不審な点があるわけでもなく、普通の二十代男性に見えましたが、それでも何だか動向がおかしいので、距離をとろうとしました。
しかし、相手は並走しながらこちらに身を乗りだし、自転車ごとガードレール側に追い詰めてきたのです。
スピードをあげて逃げようとしていた所だったのですが、体力差のためか、間に合わず。
その不審な男は、
「今からどっか行きませんか」
「かわいい服ですね」
「脚、ケガしちゃったんですか?」(←サポーターしてた)
などとといいながら、スカートに手を突っ込み、太ももを撫で上げて来ました。
しかも、どんどん詰めてきて、今にもガードレールと男の体に挟まれそうに。
とっさに不審者の脚を自転車ごと全力で蹴り飛ばし、これまた全力で立ち漕ぎして、100メートルほど先にあった交番に駆け込みました。
その時、私の頭の中にあったのは、
「(現行犯……! 現行犯だから、今なら訴えられる!)」
ということだけでした。
それまでは、痴漢に遭っても警察から遠い場所。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
痴漢から逃げきって、それで後から『痴漢に遭いました!』と警察に言っても、たぶん捕まえてはもらえないだろう。
周りの人に、また『勘違いじゃないの?』なんて言われたら………。
そう思うと、警察には行けませんでした。
しかし、現行犯なら!!
痴漢されたのは証明できなくとも、変な男に追いかけられている、今ならば……!
『パトロール中です』
………もっかい自転車に飛び乗った。
人通りの多い道まで、全力で逃げた。
ツイてないことって、続く時は続くんだね………(; ω ;)
――痴漢にあったことがあるのは女性の約三割、なんてのはウソ……というか、たぶん、「統計に表れていないだけ」だと思います。
表面化していないだけで、本当は痴漢されたことがある人の方が多いんじゃないでしょうか。
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