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2017年07月27日06:16

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国会閉会中審査(加計、陸自日報)

 14日読売・朝日。自民は首相が出席する予算委の閉会中審査を受け入れる考え。民進党に伝えた。

→ 出て来ないと収まりがつかないと判断したのね。でも、質問に答えず相手を罵倒する、いつもの安倍ちゃんスタイルでは意味が無いよ。





 24日。国会TV(衆院ネット中継)で今日の衆議院予算委質疑を聞いているんだけど。与野党の質問、総理の答弁ともに問題の本質から外れていてゲンナリする。故意に結論を出さないようにしているかのように聞こえる。与野党共に隔靴掻痒で的外れな質問が多く、もどかしい。

 つまり、与野党とも疑惑を強めもしなければ薄めもしない、ほとんど意味がない質疑を多くしているように聞こえる。たぶん明日の新聞は無意味なトコを省略して報じるでしょう。で、反安倍・親安倍とも「自分たちの質問の成果を無視してる!偏向マスコミだ!」と騒ぐのでしょうね。





 25日各紙。衆院閉会中審査。加戸前知事、柳瀬経産審議官、前川前次官、和泉補佐官、藤原前内閣府審議官、八田特区WG議長も出席。
 各紙。首相は低姿勢を強調するも、後半、苛立ちを見せる場面も。
 各紙。首相「加計の申請は今年1/20に知った」。野党は疑問視。
 産経。崩れた加計ありき。前川・和泉面会時に、京都も既にあった。
 各紙。和泉補佐官、前川次官(当時)との面会は認めた。

 25日各紙夕刊。「1/20に知った」との首相答弁は、6月の参院決算委における首相答弁と矛盾する。首相は答弁を修正し(1/20が正しいとし)陳謝。

→ ネット記事を見ても国会TV(ネット)を見ても、「この人なら、そりゃそう言うでしょうね」というほとんど無意味な証言が多い。親安倍・反安倍ともども「これが証拠だ!」と言張っているけれど、全体に、疑惑は深まりも薄まりもしなかった。

 んだけど、強いて言うなら、「1/20に知った」という首相発言は拙いでしょ。過去の答弁と食い違っては、単なる勘違いの可能性も少しあるけど、疑惑が強まる方向。言うことがコロコロ変わるようでは、蓮舫同様、首相には向いていない。

 また、和泉補佐官が面会を認めたのも疑惑が強まる要因。特区担当の総務省出身秘書官ではなく、なぜ首相の名代である首相補佐官が会いに行ったのか?という疑念を抱かせるから。

 ネットでも国会でも、相変わらず論点が混乱してる。完全に違法だったら、そりゃ国会ではなく検察マター(疑わしきは罰せず、となるのはその場合)。憲法15条2項違反など倫理の問題だから疑わしいだけで安倍ちゃんはダメージを受ける。

  ※ 復習しておくと。この件が問題となるのは
     「首相の関与もしくは側近の忖度があり」
   かつ「妥当な政策でなかった」
   場合。憲法15条2項違反となり、問題となる。
   どちらが先か?とか関係ない。加計が最有力候補な状況下で、
   妥当でない特区制度(誰が設置を決めたのであっても関係な
   い)があり、その適用を忖度等で急がせれば、この2条件を
   満たすことになる。
   また、誤魔化すために役所が文書を出さなかった場合、
   国会法104条違反となり、問題となる。

 稲田も和泉も庇い、切ることができない。冷徹な政治家だったら
「和泉氏や萩生田氏が余計な忖度をした可能性がある。悪気はないだろうが、事実とすれば迷惑な話だ」
と2人を更迭し、さらに
「ただ認可等は妥当政治判断であり問題無い」
と主張するところ。それを安倍ちゃん、和泉氏らを庇い続けるからいつまでたっても何となく疑わしいまま。色々不自然だからね。以前もつぶやいたけど、この方がよほど政権にダメージがあると思う。 さっさと和泉氏らに泣いて貰い、政策の正当性に議論が移せばそれはそれで有意義なのに、今のままでは不毛なだけ。

 ※ 政策としての正当性の主張は、今も行われてはいるけれど、不十分だし、忖度等の
  有無の議論に埋もれている。忖度の存在の可能性をサッサと認め、主戦場をこちらに
  うつせば、特区設定などには旧民主党もからんでいるのだし、疑惑を晴らせた可能性
  もある。ただ、この件に関する特区設定自体が最初っから間違いだったという可能性
  もあるけどね。

 要するに安倍ちゃん、「仲間内に対しては」良い人過ぎるんだと思う。田舎の親父タイプ。人権なんか知ったこっちゃ無かったり、セクハラし放題だったりするけど、情が深く仲間内では人望がある、という人。いるでしょ?あちこちに。そういうタイプ。





 25日各紙。稲田問題。
  読売・産経。民進は「二正面作戦」を回避し、稲田大臣には質問せず。共産党は質問した。首相は稲田氏罷免を拒否。
  朝日夕刊・読売夕刊。日報問題では首相は第三者調査を否定。

→ 自衛隊内部の特別監査では大臣をかばう恐れがあるので第三者調査が望ましい気もするけれど。でも防衛機密がからむ可能性があるので、第三者調査を拒む首相の意見も一理ある。





 26日各紙。国会閉会中審査。主に加計問題について。
・読売と毎日が詳報付き。朝日はサボり?
・読売。特区を進める立場だった参考人5人と前川証言が対立。真っ向否定したり、「記憶に無い」と言ったり。
・朝日。公明も「答弁修正したり陳謝したり、悪い印象が残った」とコメント。
・毎日。与党が招致を拒否した証人は、加計理事長、木曾・元内閣官房参与、昭恵夫人、杉田官房副長官、菅・今治市長。

→ 親安倍派は「証人5人の証言が一致している!前川証言は誤り」みたく言うけれど。そりゃ利害の一致する5人の証言が概ね一致するのはアタリマエ。これについては、何の証拠価値も無い。

 前川証言で和泉氏面会日がブレたことをもって「前川証言は誤り」というのも類似。会ったかどうか?が問題なのであって、会ったことについては和泉氏も一転、認めたのだから、これも大筋に影響を与えない。なので、上記2点について無視するマスコミがあるのもむべなるかな。

 結局、今回の閉会中審査では、疑惑は晴れず、かといって決定的な証拠も出ず。強いて言うなら、安倍ちゃんの答弁のブレ「加計の申請は今年1/20に知った」と、和泉首相補佐官が前川との面会を認めたことで、微かに疑惑が強まった、くらいか。

 ある将棋棋士の方が、国会中継を観ていて「安倍首相は質問にちゃんと答えていない」と感じた旨、ブログに書いてはったけど。安倍話法はいつもそう。言い負けないことを最優先しているため、はぐらかすような言い方をする。これも、この棋士の方のような印象を抱く人が増えるので、今となっては逆効果。

 以前から書いているけど、これは政権側に不利。決定的な証拠は無いものの、状況証拠的には「安倍首相の関与もしくは側近の忖度」があった可能性は高いので。なのでここは引いて、主戦場を「獣医学部新設の必要性」に絞った方が良いと思うよ。
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