mixiユーザー(id:8203972)

2017年07月26日00:33

189 view

計算

小学1年生の掛け算の計算方法が斬新だと話題に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4685554 

 17×6=
 16×4=

 まず、知らない記号の意味を理解することは、どんな天才にも不可能なこと。
 や。まぁ、本当の天才なら、何とかするのかもしれないが、まぁ無理。
 だから、最初に掛け算の概念は説明したと思う。
 「17×6」というのは「17」を「6」回 足すという意味だよ。
 すると、パズル的に、17+17+17+17+17+17だから、(17+17)+(17+17)+(17+17)な訳で、34+34+34とするのも分かる。

 そののちの、16×4は、17×4の応用で対応したくなる気持ちも分からないでもない。
 足し算の理を正しく認識していれば思いつくか。
 17+17+17+17の答えは分かっているわけで。
 16+16+16+16なら、足した数だけ1を引けばよい。
 だから4を引いたというよりは、1を4回足した数を引いたと解釈すべきだとは思う。
 掛け算を知らない前提の子供が、掛け算で引くべき数を求めるのは矛盾するから。

 掛け算九九ってのは、ものすごく原始的で稚拙な計算方法であると思う。
 あれに理屈はないじゃない。
 反射的に言えるまで、何も考えずに丸暗記。
 理屈は理屈で教えはするけれど、九九そのものの暗唱はただの丸暗記。
 こんな稚拙な計算はないと思う。
 この計算は、稚拙なチートを使わず実力で説いた本当の計算だといえる気がする。

 わたしが小学校2年生の担任の先生は新任の先生だった。
 同じ数を沢山足すのは大変でしょ?と問いかける。
 塾で掛け算のことを教わっている児童は、先生が何を言わんとしているかわかるのでうなずくわけだが、塾に行っていない純粋な児童たちは意味が分からない。
 6+6+6+6+6+6+6+6とか、計算するの大変でしょ?
 と言われても、計算しなくちゃ答えが出ないんだから、計算するしかないじゃん・・・と思うわけだ。
 頭に?を浮かべて理解しない児童に、先生は怒鳴る。
 じゃあ、6+6+6+6+6+6+・・・と、100回出てきたら、6を100回足すのか!と。
 足し算しか知らないから、児童たちは平然と答えるわけだ。
 「足します」と。
 九九を知らない児童は、当然のように足し算を計算するわけだ。
 6を100回足せと言われれば、コツコツ100回足すさ。
 そこへ、6を2回足したものを50回足せば同じじゃね?
 6を2回足したものを二つくっつけたものを50の半分個集めれば同じじゃね?
 とか発想する子供も出てくるぐらいで。

 掛け算を知らない児童が、掛け算の考え方を教わったうえで、足し算で解くのは、無い話じゃないとは思う。
 まぁそれにしても、発想の豊かな子ではあると思うけれど。

 ただ、本当にこのやり取りがあったのかなというと、どうなんでしょうね。
 出題者の意図としては、だんだん難しくしていくと思うんだ。
 この二問を出題するなら、普通なら逆の順番に出題すると思う。

 16×4=
 17×6=

 それでも応用で、簡単な計算方法で導けるとは思うけれど、インパクトは薄いかもしれない。
 前の出題の過程を活かして、次の問題を引き算で解いたというパズルを活かすための、仮想問答な気がしなくもない。
 掛け算は稚拙な足し算というのが、文系男子のわたしの主張。
 
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年07月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

  • 群雄

    2024年03月15日00:56

  • 調子

    2024年03月14日23:33

  • 魅惑

    2024年03月13日21:21

  • 魅惑

    2024年03月12日00:54

  • 現状

    2024年03月11日00:25

もっと見る