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2017年07月20日22:21

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ハンブルクバレエ トゥーランガリラ

2017/7/8土 19:30- ハンブルク州立歌劇場

Turangalîla
Ballett von John Neumeier

Musik: Olivier Messiaen
Choreografie und Licht: John Neumeier
Bühnenbild: Heinrich Tröger
Kostüme: Albert Kriemler

Musikalische Leitung: Kent Nagano
Orchester: Philharmonisches Staatsorchester Hamburg

Carolina Agüero, Mayo Arii, Florencia Chinellato, Xue Lin,
Karen Azatyan, Christopher Evans, Marc Jubete, Marcelino Libao,
Aleix Martínez, Edvin Revazov, Alexandr Trusch

私の今年のハンブルクバレエ週間最終夜は、作シーズンの新作、トゥーランガリラ。まるっと一曲に振付けてある作品です。休憩なし、1時間半1本勝負。

オケはステージ上にいます。そして普段オケピのあるところに丸いステージを作り、そこでダンサーが踊る仕組み。舞台装置といえばそのステージと、オケ後方の高いところにあるステージ、あとはオケとダンサーの間に時々降りてくる幕くらい。とてもシンプルです。衣装はAKRISのデザイナー。

歌劇場の音楽監督のケント・ナガノが指揮ということで、音楽も楽しみにしておりました。メシアンのトゥーランガリラなんて、滅多に生オケで聴けないしね。

トゥーランガリラ、何て祝祭的で素敵な曲なんでしょう!生オケの音であの曲に包まれると物凄い高揚感。ケント・ナガノは今ハンブルクで絶大な人気があるらしいのですが、素晴らしかった。公演自体も面白かったのですけど、曲(=演奏)の力が6割くらいだったかも。勿論、ジョンの振付も曲の雰囲気にぴたりと合った気持ちよいものでした。

あくまで曲からのインスピレーションを踊りにした作品のようで、ストーリーはあまり感じない。ただ、何組か固定のカップルも出てくるので、何らか愛を語ってはいるのかも。初演キャストで重要な役を踊っていたエレーヌとカーステンが二人とも降板中ってことで、かなりキャストチェンジがあったせいか、もしかしたらダンサーが表現しきれていない部分があったかな、とも思いました。

印象的だったダンサーは、何といってもMadokaちゃん!この作品、群舞はクリスマスオラトリオのそれと似た印象があり、彼女のゴムまりみたいな強くてしなやかな動きが物凄く印象的です。同様の理由でアレシュ・マルティネズもいいね!

この日は、G20の二日目、最終日。歌劇場周辺の道路が会場から空港に向かう車のちょうど通り道で、夕方から数時間にわたり封鎖され、劇場に行くにもホテルの裏口から抜け出さなければならない状況でした。それなのに、前日の公演とは打って変わってほぼ満員の人入り。ナガノさんの人気故、なのでしょうね。

2017年、私のハンブルクバレエ週間、これで終わり。最後の方はG20観光みたいになって、それはそれで印象深いものになりました^^;

ハンブルクを発つときはいつも淋しい気持ちになりますが、今回は特に、次のハンブルク詣での予定がまだ決まっていないのが今回は余計に淋しい。もしかしたら次に彼らのパフォーマンスを観るのは来日公演になるかも・・・。

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