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2017年07月19日02:23

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映画「小名木川物語」上映会@安養院&北千住宿場通り散策

昨日は夕方に、北千住の安養院で開催された映画「小名木川物語」の上映会に行ってきました。
向かう際に山手線に乗ったら、新車のE235系でした。今年に入ってから第2編成以降が続々と落成していますが、今年に入ってから量産が開始された編成には初めて乗りました。一部、10号車も従来車改造ではなく新車になっているオール新車の編成もありますが、基本的には同一仕様です。

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北千住で下車して、駅前の宿場町通り商店街に入ると100円ショップがあるのでそこに立ち寄ったところ猫がいて、しかも無防備に横になっていて触っても動かない猫でしたが、店の看板猫として親しまれている猫であることが分かりました。100円ショップは数あれど、猫がいる店はもしかしたらここだけかもしれません。
この100円ショップの斜め向かいには、パチンコ店や居酒屋が入居する白亜ビルというビルがあるのですが、私が子供の頃は白亜という子供服の店で、地下に小さな映画館があり、何度か来たことがあります。
北千住には、昭和中期くらいには映画館が沢山あったそうですが次々と閉館してなくなり、ここは平成になってからも営業を続けていた最後の映画館だったそうです。
また、商店街の中にある店舗も年々建て直されて新しい建物が増えていますが、戦前か戦後すぐくらいの建築と推定される古い建物が時々残っています。
その後は商店街を少し外れて、千住本氷川神社に立ち寄りました。ここには千住七福神の大黒天があります。また、途中には休憩用のベンチを置いてイベント告知のチラシを置いている古い民家もありました。
氷川神社を見終えた後は商店街に戻りました。商店街の横に伸びる路地には、レトロ感漂う飲み屋横丁もありますが、一見近寄りがたそうに見えて隠れ家的な雰囲気の店が多数ありました。
次いで、「たこ公園」の愛称で親しまれる千住ほんちょう公園に行きました。
公園の名称の由来はタコ型滑り台があることからですが、調べたところ同じ足立区の西新井の公園に全国に多数あるタコ型滑り台の第1号が設置されたと書かれた記事を見つけました。ただ、この第1号は調布だという説もあるし品川だという説もあって諸説あるようですね。

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そして、この公園の隣に今回の小名木川物語上映会を主催する千住ヤッチャイ大学の活動拠点となっている「たこテラス」があります。元々自転車店として使われていた古い空き家を改装したもので、今回の作品の大西みつぐ監督の写真展が開催中でした。
内部の部屋を見学することもでき、住宅として使っていた当時そのままの和室などは見応えがありましたが、建物の歪みや傾きがはっきりと分かるくらい老朽化が進んでいました。たこテラスとして使うにあたって本格的なレストアなどは行なっていないこともあって、残念ながら近日中に解体予定だそうです。
部屋には、「TOKYO1964」と書かれ、昔のナショナル(松下電器)ロゴが入ったレコード、海援隊「贈る言葉」、「ロンパールーム」のレコードが飾られていました。ナショナルロゴのレコードは、何が収録されているのかよく分かりませんが、もしかしたら「明るいナショナル」でも入っているのでしょうか?
奥には庭があって、そこに浴室や洗濯機置き場などのある離れがありましたが、これもなかなか面白い造りですね。離れには梯子で上るベランダというか屋上が設置されています。
トイレは庭に面した廊下の末端にあり、恐る恐る開けてみましたが、ごくごく現代的な洋式の水洗トイレでした。竣工当初はおそらく、ドリフのコントの家と同じような便器から白い手が出てきそうな和式のぼっとん便所だったのかもしれませんね。
たこテラスを出ると、後ろに北千住駅前の高層ビルが間近に迫るように建っているのが見えますが、解体された後はこんな高層ビルになってしまうかもしれませんし、今時の一軒家とかアパートやマンションになってしまうのでしょうね。
たこテラスを見終えた後は、商店街の中にある明治時代築の横山家住宅、既に廃業した銭湯などを見ました。
また、時間があれば和菓子と喫茶の「福寿堂」に寄りたかったのですが、上映会の開場が迫っているので断念。北千住も最近は、大学の進出などで若年人口が大幅に増加したことなどに伴い、今時のカフェのような店が多くなっていますが、やっぱり千住にはこんな昔ながらの店もなくては駄目でしょうと思わせるような雰囲気です。和菓子の店頭販売のほか、店内にも若干の座席があります。
散策の最後は、安養院前の通り沿いにある焼き鳥店に立ち寄りましたが、「特売30円」の看板が印象的でした。さすがに全品という訳には行きませんが、一部商品が30円と激安で売られていました。
そして、18時の開場に合わせて安養院に入りました。
実はこの寺は私の祖父の墓がある場所なのですが、10年以上ご無沙汰していました。また、高校生の頃に自由課題で寺に行って清掃などを手伝ったこともあります。
門を入ると、「仲直し地蔵(なかよしじぞう)」2体と「かんかん地蔵」の計3体のお地蔵さんに迎えられます。いずれも江戸時代の建立です。
かんかん地蔵は石で叩くと願い事を叶えてくれるというものですが、長年にわたって叩かれ続けて顔が削れてなくなっています。このまま叩かれ続けると最後はタリバンに爆破されたアフガニスタンのバーミヤン遺跡の大仏みたいになってしまうのではないでしょうか?
またここは猫が多い寺ですが、なんと子猫がいました。さすがに逃げられてしまうので接近はできませんでしたが、1匹だけ撮影に成功。

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そして本堂の前には蓮の花もありました。開花しているのは一つだけでしたが、つぼみが膨らんで開花しかけているものが他にいくつかありました。
受付を済ませて本堂入りし、18時半に住職の挨拶で第1部がスタート。後で聞かされて驚いたのですが、受付をしていた人は本作の主演女優でした。
挨拶の後に全員でご本尊の方を向いて般若心経の読経を行なってから音楽ライブとなりました。ライブは、琴と笙とボーカルの3人編成です。楽器の音色やボーカルと寺の本堂という空間の組み合わせが非常に荘厳かつ心地の良いもので、あまりの心地よさに思わず眠くなってしまう感じがしましたが、最後まで楽しませていただきました。
その後、休憩を挟んで第2部の上映会となりました。
江東区の小名木川を舞台にした自主製作映画ですが、詳しい内容についてはネタバレになるといけないので解説は控えさせていただきます。また、最近諸事情により自主製作映画に触れる機会がたびたびあり、こういう作品を見ることで何かと参考にもなりますね。
映画は約90分で終了し、最後は監督やスタッフ、今回会場にいた一部出演者などによる挨拶が行われてお開きとなりました。
最後はお土産に安養院の名前が入った瓦煎餅をいただいたので、本堂の賽銭箱の前で撮影。
この寺は最近、こういうイベントを色々開催しているとのことなので、また機会があればお邪魔したいと思います。
帰りは、時間があれば駅までの道中で飲んで帰りたかったのですが、21時終了で遅かったり、翌日仕事ということもあり自粛。商店街のアルコールなしで大丈夫そうな比較的リーズナブルな店は主にラーメン屋でしたが、いずれも人気店なのか列ができていました。だけどどこにでもある大手チェーン店はつまらないので、そうじゃないところを探したところ、飲み屋街の中に「東京屋台らーめん翔竜」という店を見つけたので、そこに入りました。

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メインは塩だれ豚骨で、他に二番味という醤油ラーメンもありますが、今回は塩だれ豚骨の「翔竜麺」にしました。トッピングとかごはんなども色々ありますが、今回はラーメンだけにしました。
スープは濃厚だけどくどさはあまり感じない味がよかったです。通な人は、明太ご飯を頼んで最後にスープと混ぜて雑炊風にするそうで、次回機会があれば試してみようと思います。
私が入った直後に、西野カナ系な人と大きな猫もとい橋本愛みたいな人が入ってきたのですが、私がニンニクを入れていたら彼女らもニンニクを入れようとしていたようで、「明日仕事でしょ。やめときなよ。」と話していて、私も翌日仕事なので思わず慌ててしまいました(汗)。もちろん私に対して言ったものではありませんが、その言葉を聞いてしまったのでニンニクは控えめにしました。
食後は速やかに帰りたかったのですが、ここで常磐線が人身事故により運転見合わせというトラブルが発生。すぐに千代田線に迂回できたので帰りが大幅に遅くなることはありませんでしたし、私が遅れに巻き込まれることは最近は少なかったのですが、様々なトラブルによる遅れが各地で多発し過ぎで、これは困りますね。
帰ってからすぐに日記を書きたかったのですが、さすがに疲れたのですぐに寝てしまいました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40620026.html
(2)https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40620030.html
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