7/11,上海市内観光に出発した。
上海の現在の人口は、2600万人。首都東京の倍の人口だ。
朝の通勤時の交通渋滞は、すさまじいものがあった。車線は4車線のところもあるが、日本と比べて車線と車線の間隔が狭く、バスやトラックが数センチしかない隙間を抜けて走っていた。上海の名が歴史上に登場するのは、北宋時代の1074年に上海鎮が設けられてからで、それまでは長閑な漁村だった。
アヘン戦争後、1842年に締結された「南京条約」で、それまで地方の一漁村に過ぎなかった
上海が貿易都市になり、近代上海の歴史はここに端を発する。
シルク工場を見学した後、「田子坊」を散策した。
旧フランス租界の一角、レンガ造りの庶民的民家が残る住宅街にある。
もともと、若手芸術家のアトリエやギャラリーが集まるアートエリアだったことから、芸術的でオシャレな雰囲気が味わえた。
「豫園商場」では、昼食と散策を兼ねた。
＜豫園＞は、1559年に造園が始められたという明代の古園。
そのまわりを取り囲むように広がるのが、豫園商場。明・清代風の街並みに老舗レストランや商店が密集していて、あまりの人の多さに迷子になりそうで、閉口した。
観光後、空港に向かい、17:30発の飛行機で（30分遅れ）関空には21:00到着した。
上海もこれから梅雨が明けると、気温が38度になるという。
ベストシーズンは、上海蟹が旬を迎える、9月下旬〜11月がオススメだという。
上海蟹は、イワガニ科に属する「淡水蟹」で、和名はシナモクズガニ。体長8〜10cm程度。
青緑色をしているが、加熱することでキレイな柿色になる。長江流域で、4000年以上前から食されてきた食材で、一番の魅力は濃厚なミソと卵だという。
中国の人口は、現在13.7億人。「独りっ子」政策が解除されて、まだまだ発展の余地がある。上海・杭州・無錫・蘇州と、どの都市に行っても、 30階立てくらいの高層マンションが林立
していた。行ってみたら、ちょうど学校は夏休みになっていて、観光地は家族連れが多く、
にぎやかだった。観光地のトイレは無料だったが、あまりキレイだとは言いがたい。
ガイドさんが言っていたが、中国人が日本に来て高速道路のサービスエリアのトイレがキレイなのには、びっくりするそうだ。
レストランでビールを注文しても冷えてないものが出てくる。
これは、漢方の考えが広く浸透しており、特に女性は、身体を冷やさないようにという考えが強いという。レストランでビールを頼む時は「冰的」と言わないといけないらしい。
中国国際航空でのビールも、ぬるそうなので注文しなかった。
上海女性は、中国でも特に自立心が強く、プライドが高いといわれる。そのせいか、男性は
逆に優しくて、家事が得意だ。「家を持ってない」男性は、結婚できないともいわれ、近年、不動産価格が高騰している上海で結婚するのは、並大抵のことではないという。
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