沖縄振興特別推進交付金

沖縄振興交付金というと大雑把だが、
ソフト交付金ともあるので沖縄県の自主的な事業選択に基づいて国から支出される沖縄振興一括交付金のことだと思う。

特にその中でもハード交付金と呼ばれる公共投資交付金のほうではなく、
ソフト交付金と呼ばれる特別推進交付金のほうだろう。
（公共投資のほうは主にインフラ整備のための予算で、観光振興や人材育成などは特別推進交付金から賄われる）

で、この特別推進交付金に関しては、
沖縄振興特別措置法第百五条の二の第六項に基づいて事業計画が公開されている。
（国に提出されたものと一言一句同じかは知らない）

ざっと見た感じ県からは260事業380億円の申請が記載されているが、AKBの文字は見つからないようだ。

県ではなく市町村の分が200億円以上あるようなのでそちらにあるのかもしれないが、分からない。

このAKB 2800万円が県の裁量で決まったものか、市町村の裁量で決まったものか、
国への事業計画に記載され、国の裁可によって決まったものかによって、
どこに原因があるのかは変わるだろう。

それは県の公表した計画書からは分からないし、2800万円なんて個人の預金程度の端金でもある。
この制度が沖縄だけの制度であることを考慮すると、同じような事例がそれほど多くあるとも考えにくそうで、
代議士が大きく提起するほどの問題でもない気はする。


ただ、正直なところAKB一回呼ぶような単発イベントへの資金投入は、
予算の使い方としてあんまり効果的ではないのではないかとも思う。
もっと持続可能で累積的に効果を得られそうな事業のほうが良いのでは？

いや、計画書にはそういう事業もあり、
（概要しか分からないが離島観光推進とか、アグー豚の継続供給に関する計画とかが記載されていた）
それに加えて単発イベントもやってしまえという話かもしれないが、
継続事業と違って単発イベントは今回の如く中止になったらほとんど振興効果がなくなってしまう。

AKBの経済効果が如何許りかにもよるが、
あんまり面白い金の使い方ではない気はするな。




※2017.07.09 10:31 編集（改行を変更・送り仮名の誤りを修正）




AKB沖縄総選挙に「国費2800万円」　河野太郎議員がブログで問題視「戦略、目的などを詳しくチェックする」
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