mixiユーザー(id:24232)

2017年07月08日04:05

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誤算…予想できなかった自己責任でもある

 動画エンコーダ"TMPGEnc Video Mastering Works6"(以下"TMPGEnc")の姉妹品"TMPGEnc MPEG Smart Rendere5"は動画編集ソフトである。動画編集ソフトと言っても、映像作品を作るためのいわゆるMovie MakerというよりMovie Editorとでも呼ぶべき、基本的に「切ってつないで無劣化出力」をするためのソフトである。動画エンコーダTMPGEncのエンコード機能を使わずに、編集機能だけを使って無劣化出力機能を加えたものという印象。僕なんかには「これが欲しかった!」的なソフトなのだが、これがTMPGEncの機能拡張でなく別ソフトとして買わねぱならないのはちょっと不満だった。TMPGEncの編集機能だけ使うのならそのぐらいできてもいいじゃないかと思った。
 しかし実際に使い始めてみると、この切り張りソフトをTMPGEncとは別の機体にインストールして使う事に大きな意義がある。なのでTMPGEncより安価に編集機能だけのサブセットが発売される事を肯定せざるを得ない。でもやっぱりTMPGEncに編集のみで無劣化出力する機能がないのはちょっと不満かな。
 エンコードはCPU性能勝負だが、編集や無劣化出力はI/Oの性能なのでCore2Duoでも充分実用になるのがありがたい。おかげでノートPCでもどうにか使えている。それでも先代編集機はもっとサクサクだったが。同じCore2Duoとは言え、片や1.8GHzにL2キャッシュ2MB、先代は3GHzにL2キャッシュ6MBでしかもUSB3まで持っている。現在のThinkPadは先代の編集機を修理するまでのツナギのつもりだったが「使える」のとノートだからこそ居間で傍らに置けるという利便性からその地位が確立してしまい現在も先代の修理は着手できていない。マザーの膨らんだ電解Cを全部替えたらちゃんと直るのかも判らないし。

 さて、楽をするために手間もお金もかけたこの環境だから、できればもっと楽をしたい。例えば、現行の編集機ではUSB2だしノートだしでI/Oの速度がイマイチ。なので巨大なファイルを扱うと読み込み、書き出す時間が馬鹿にならない。ならば先にH.264のSD解像度にエンコードしてしまってから無劣化編集したらどうだろう。1/20のファイルサイズなら読み込みも書き出しも短時間で済むのではないか。
 とて、試しにやってみた。しかしこれは失敗だった。H.264が思った以上に「重い」のだ。CPUがプアなせいか、元(サイズ20倍)のtsファイル(mpeg2)より遥かに重い事が判明した。H.264が「重い」というのは常識水準なのに、そこに思い至れず予想できなかった。Wikipediaでも再生系の負荷が大きくて処理性能が要求されると書いてあったじゃないか。これはダメだ。でかくてもtsファイルの段階で編集してからエンコードしよう。まぁ現状が最適解だったと確認できただけで特に損はしていないし。

 それにしても、H.264でこの「重さ」なのにH.265は更に倍ぐらいの圧縮率を実現してるんだろ。一体どれだけ重くなるのだろう。TMPGEnc6にはH.265も実装されているがまだ試してはいない。そも再生環境がまだ充実してないしね。
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