きょうは、とても熱かった。
■全国396地点で真夏日を観測 熱中症への注意呼びかけ
(朝日新聞デジタル - 07月07日 16:26)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4657000
それなのに、本日は陸自の訓練見学に出向いた。
演習地に陣地をつくるという訓練で、何メートルも地面を掘って、敵に見つからないように、戦車や大砲を隠すというものだ。
古代遺跡の発掘現場のような風情で、よくぞこんなに掘ったものだと感心した。
上空をヘリコプターが飛んでいたのだが、それは敵にみつからないよう、ちゃんと陣地ができたのか、確認のためだとか。
見学の引率をする隊員が「さっきまで状況だったんです」ということで、汗だくになりつつ、ヘルメットを見せてくれた。
「カブトムシの臭いがする」
泊まり込みの訓練が続くと、最終的に体臭がカブトムシの臭いになるのだという。
そんな話に笑いながら見学を終えて、最後に74式戦車に乗った。
正確には「戦車の上に乗った」である。
エンジンが掛かると、その音の大きさに驚くのだが、それ以上に勾配を登る際にエンジンを高回転にするときの音がもの凄く大きい。
耳がおかしくなりそうなほどの爆音になり、耳を抑えたくなった瞬間にグインと前に進む。前方に引っ張られるので、鉄の棒にしがみつく・・・の繰り返しだった。
戦車には当然、冷暖房の設備がない。
戦車乗りの隊員に聞いたところ、「夏の訓練は汗だく」とのこと。
車内には、やっぱりカブトムシの臭いが充満するに違いない。
夏の訓練には、臭いとの戦いも含まれるのだろう。
余談だが、東北の陸自も九州の豪雨被害の災害派遣に行くそうだ。
入浴支援らしい。
隊員がカブトムシの臭いになっても、国民の皆さんにそういう思いをさせないという強い意志を感じる。
やはり、自衛隊は国民思いの組織である。
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