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2017年07月06日19:21

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ごはんの国のラジオ

★「ハロナビ vol.60」配布はじまってます★

おととい台風3号が来て、通り過ぎたと思ったらこんどは梅雨前線が活発になって、中国地方や九州地方の北部で記録的な大雨。ニュースやネットで映像を見て愕然としました。

こちら浜松遠州地域はというと、台風のあと昨日からはまた晴天が続いています。先週もいいましたがなんだか極端ですよねえ。この時期に降る雨、これは必要なものであって、降らなかったら困るんですが、だからといってこんなに一気に降らなくても…ねえ。

雨雲レーダーでは九州地方いまだ雨雲に覆われているようす、とにかく早く雨がおさまって、救助活動が進み、かつ被害が少しでも少なくすむようにと願わずにいられません。

いまごろの時期に雨を必要とするもの、代表選手のひとつが水田です。田んぼで栽培されている稲を、畑で栽培される「陸稲」と区別して「水稲」と呼びます。"水の稲"と書くその名の通り、たくさんの水を必要とする植物です。
どのくらい必要かというと、品種や地域、期間などで異なるのでいろんな数字があるんですが、お茶碗一杯分が炊けるお米ができるのに必要な水の量、少ない計算値でおよそ400リットルから450リットル。多い方ではおよそ1000リットルという計算もあって、これはお風呂5杯分くらいに相当します。少ない方の数字でもお風呂2杯以上です。すごいですよね。梅雨はそんな大量の水の供給を助けてくれているわけです。

ぼくんちのまわり、昔はいちめん田んぼだったのが今はまったく無くなっちゃってるんですが、自転車で10分ほど走れば田んぼが広がる所がありましてね。昨日も見に行ってきましたが、青々とした稲がだいぶ育ってきていて、いいものだなあとあらためて感じました。

そんな田んぼを眺めながら思ったのが、ぼくらが暮らしているこの国土を表現する言葉っていろいろあるけれど「ごはんの国」ってのもきっとそうだなあ、と。そもそもぼくらが普段食べているのは大きく「ジャポニカ米」という品種で、品種の名前に日本が入ってるんですもの。

そして特徴的なことに、「ごはん」って、ごはんになるまでに呼び名が変わっていきますよね。いま田んぼで青々としてるのは、あれは「稲」ですよね。やがて黄金色に実って刈り取る、これでもまだ「稲」で、これを脱穀する、つまり実った粒を茎からはずす、この段階が「籾」。ついでこれを精米すると「米」になりますが、まだごはんじゃありません。これを売ってるのは「お米やさん」であって「ごはんやさん」じゃないですもんね。

お米にお水を加えて炊く(ここでも水がたくさん要りますね)、これではじめて「ごはん」になって、ここからはもう「米」とは呼ばなくなります。「お米、おかわりください」とは言いません。そのかわりにいろんなべつの呼び名があって「めし」、「おまんま」、「しゃり」、もち米が入れば「おこわ」になるし、さらに現代では「ライス」も、もはやほぼ日本語ですよね。

「ライス」って、もともとはお茶碗や丼でなくお皿に盛ったご飯をそう呼んだのが始まりですが、今はけっこう曖昧になってます。「ハンバーグをライスで」といえばお皿のイメージが強いけど、「ラーメンライス」っていったらお茶碗か丼のイメージ、かなりありますでしょう。
それにしても、英語なら今までの全部ひっくるめて「rice」ですもん、どんだけ微妙に分けてるんだって話です。
(むろん、言語が異なれば、また別のものを細かく呼び分けます。これすなわち「文化」なんですね)

でもってさらにすごいのが、「ごはん」って言葉、「お米を炊いたの」も指すけれど、「食事全体」も意味しますよね。これを自然に使い分けてるのって、考えてみたらすごいことですよ。だって「ごはんは何がいい?」「パンがいい」って会話が普通に成立しちゃうんですから。もし日本語を習い始めたばかりのひとに「今朝、ごはんは何を食べた?」って聞いたら困っちゃうかもですよ、「何ってあの、白い、お茶碗に入ったごはんですが…」とかね。考えてみたら不思議な言葉です。

ことほどさように、ごはんの国。
そのために必要な雨、どうか適度に降ってくれますように。

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と、そんな話題からスタートした、2017年7月6日のSmile on Radio。
登場いただいたのは…

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かみ合わせを考えよう
第1・第3木曜日のこの時間は、かみ合わせと健康について、G&Oデンタルクリニック(http://www.kamiawase.jp)の富安誠院長にお話を伺っていきます。

今回は『歯を削ってかみ合わせを整える「リシェイピング」』をテーマに、じっさいに治療を体験されたかたのお話をまじえつつ、詳しくお話をうかがいました。参考になりましたでしょうか。次回は7月20日の放送です、どうぞお聴き逃しなく!

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Happiness Style

野菜ソムリエ・尾白進哉先生とお電話で。テーマ食材『キュウリ』について教えていただきました。

夏を感じるお野菜ですねえ。今日も真夏日になりましたが、暑い中、冷やしたキュウリをまるごとかじる、なんて、いいですよね。年中見かけるようになってはいますが、本来の旬は7月〜8月。この時期は「地元の露地物」が出回りますから、地元で育ったいちばん美味しいものがいただけるわけです。

利尿作用があり、体内の水分調整やむくみ解消などの効果が期待できるほか、身体を冷ます効果もある、やはり夏のものなんですね。また「世界一栄養価のない野菜」としてギネスに登録されていることも有名ですが、これは「水分をきわめて多く含むから」であって、だから水分補給にもなるわけです。ビタミンなどの栄養分はちゃんと含まれていますよ(^-^)b

おすすめ調理方法は「キュウリの串焼き」。キュウリを加熱!これは未経験です。5cmほどにカットしたキュウリ(太めなら縦方向にもカット)→ブロックベーコン(ハムなどもOK)→キュウリの順で串にさし、塩コショウをふってフライパンで弱火で両面に焼き色をつけ、醤油みりんもしくはBBQソースなどで味付けすれば完成。シャキシャキ感も残りつつ、生とはひと味違う味わいだとか。おお〜これは作ってみたい!

毎回大好評「シャンゼリゼ野菜コンシェルジュ」(http://concorde.co.jp/news/concierge/)。毎回ひとつのお野菜を取り上げて、シェフ特製のスペシャル料理とともに野菜ソムリエのみなさんがくわしく解説してくださいますよ。7月は7日(金)と17日(月祝)の開催です。

7月28(金)・29日(土)には、浜松こども館分室ここ・い〜ら(http://www.hcf.or.jp/facilities/kodomokan/bunshitsu/)(ザザシティ浜松5F)にて『ここ・い〜らなんでも体験し隊』を開催。両日とも、午前中は5月に認定された「キッズ野菜ソムリエ」たちが旬の野菜を紹介しながらのおいしい地元夏野菜の販売会。午後は野菜ソムリエによる野菜クイズスタンプラリー(参加費一回100円・景品付き)がありあますよ!

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Special Guest
職場体験学習で朝からハローに来てくれている静岡県立浜北西高校二年生のみなさん、小杉環太くん、根元卓弥くん、片桐彩水さん、清水康太郎くん、高林綾さん5人に、生放送への出演も体験していただきました!

みんなでのトークは、まず自己紹介&自己PRからスタート。頑張っている部活動のようす、浜北西高校の自慢できるところや好きなところ、そして将来の夢について、それぞれ語っていもらいました。

あらかじめ準備してもらってあった統一フォーマットの質問内容をもとに、部活動の具体的な内容や取り組んでいる課題、さらは夢に向かって準備を始めていることなどについて、詳しく掘り下げた情報をその場でトーク。アドリブにもしっかり応えてくれましたよ。

放送部に所属している生徒さんが多かったのも今回の特徴でした。今日の職場体験、役に立ったかな?日々の積み重ねの先にある未来に向かって、元気に歩んでいってくださいね。みなさんご出演ありがとうございました!

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『My Choice Time〜天の光はすべて星』
今年もやってきました「七夕」についてのお話でした。

七夕といえば、織姫と彦星。天の川で隔てられて、年にいちどの逢瀬を許された二人。むろんこのお話は伝説ですが、織姫と彦星は、本当に夏の夜空で天の川で隔てられているんです。

じつは、織姫と彦星はともに夏の夜空でとってもよく目立っていて、簡単にみつかる星なんです。ぜひ覚えていただいて、実際の夜空で、織姫と彦星のすがた、ご覧になってみてください。

織姫は「こと座のベガ」という星。そして彦星は「わし座のアルタイル」という星です。
星空のなかでこのふたつの星を見つけるきわめてわかりやすい目印が「夏の大三角」。夏の夜空を見上げればすぐわかる、明るい星でできた大きな三角形です。これは本当にすぐ見つかりますからね、あとは「どれが織り姫でどれが彦星か」を覚えるだけです。

これはぼくの個人的な覚え方なんですが、「夏の大三角」はひとつの角が長くのびたちょっと不規則な三角形をしていて「長いほうの三角定規」にちょっと似ているんです。あくまでイメージですよ。

そう見立てれば、覚え方はとってもシンプル。
「直角の角が織り姫」「細長い角が彦星」です。ね、簡単でしょう。

残ったもう一つの角は、「はくちょう座のデネブ」という星。七夕伝説には登場しませんが、夏の夜の主役のひとつですから、あわせて覚えておくとこれから楽しめますよ。

織姫と彦星は、周囲に明かりの多い市街地でもじゅうぶん見つけられます。が、残念ながら天の川は夜空のかなり暗いところでないと見えません。
この夏、海や山など星のきれいな場所にお出かけの機会があったら、ぜひ夜空をあおいでみてください。織姫と彦星はほんとうに天の川で隔てられていて、七夕伝説って見た目のとおりそのままなんだ、ということがよくおわかりいだだけると思いますよ。

さて明日のお天気、気になりますが、現在の七夕の日付は梅雨のまっただ中。どうしたって雨の確率が高くなっちゃいます。
でも、本来の七夕は旧暦で行われた行事でした。例年であれば8上旬、このころなら梅雨も明けてますし、今は東の空中ほどに見える夏の大三角も、頭上たかく輝くようになります。
また、旧暦の7日はかならず半月、上弦の月です。これを天の川の渡し舟に見立てる、そんな風雅な見方もあるんですよ。

ただ、旧暦にはときどき、同じ月を2回繰り返す「閏月」が入って、全体がずれることがあります。じつは今年がそうで、ちょうど今が2回目の5月です。そのため今年の旧暦の七夕(「伝統的七夕」ともいいます)は、8月28日です。

でも、たとえば有名な仙台の七夕祭りは日付が固定されていて、毎年8月6日から8日にかけて行われます。この時期が本来の七夕のころだから、ということなんですね。こういう例を「月遅れの七夕」と呼んだりもします。

こんなふうに、旧暦新暦月遅れ、とりまぜていろいろある七夕。これは毎年申し上げていることですが、どれが正しいとかじゃなく、ぜひとも、ぜーんぶ楽しんで、味わっていきたいですよね(^-^)b

では、「夏の大三角〜織姫と彦星の見つけかた」です。
http://img02.hamazo.tv/usr/t/o/m/tomsan/tanabata_2017.gif

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であであ、
お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
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