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2017年07月04日17:05

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インターネットで見つけました

(画像は、岡田奈々様ですが本文とは無関係です)

トミー少年は、まったく算数ができない子だった。トミーの両親はありとあらゆる努力をした。家庭教師、フラッシュカード、特別学習センターと、思いつく限りのことを試した。もはや万策尽きたところで、両親はトミーを地方のカトリック学校に入学させることにした。

初日が終わって家に帰ってきたトミーは、ひどくシリアスな表情をしていた。母親に挨拶のキスもせずに、まっすぐ部屋に向かい、勉強を始めた。部屋じゅうに書物とノートが散らかして、トミーは猛勉強をした。母親はびっくりした。母親がトミーを夕飯に呼ぶと、驚いたことに、食事を終えるやいなや、彼は一言も喋らず部屋へと行進していき、すぐまたさっきまでと同じように猛勉強を始めたのだ。来る日も来る日もそれが続いた。母親は、何が彼を変えたのか知りたかった。

ついにある日、トミー少年は成績表を持ち帰った。彼は成績表をそっとテーブルの上に置くと、部屋に行き猛勉強を始めた。すごく不安な気持ちで、母親は成績表を見た。驚いたことに、トミー少年の算数の成績はAだった。母親はもはや好奇心を抑えることができなくなり、トミーの部屋に行くと、こう言った。「トミー、何があったの?(修道女の)先生のおかげなの?」

トミー少年は母親を見て首を横に振った。「ちがうよ」

「じゃあ」母親は言った。「教科書が良かったの?規律?体制?制服?何だったの?」

トミー少年は母親を見てこう言った。「えっとね、僕、初登校の日に、

プラス(+)のマークに貼り付けられているやつ

を見たんだよ。それで、先生たちが冗談を言ってるんじゃないってわかったんだ。」
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