経営に情けは不要である。

東芝、株主総会で社長が陳謝　半導体売却は現在も交渉中
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=4641784
Westin Houseは米国原子力の名門企業であり、空母や潜水艦の動力システムも殆どがWH製である。
この企業を東芝は将来の電力需要を見越して買収したが、日本企業の悪い癖で経営陣を含む殆ど全ての人員変更や削減、組織変更を行わなかった。要は不採算部門閉鎖や不要人員削減を行わず殆ど全てを現状維持のままとしたのだ。役員会もそのままにし取締役も日本からめぼしい人材を送り混まなかった。WHの技術者や管理職は高学歴が多く、また白人が多い為有色人種の指示等には従わず傷は拡がった。

外資が良くやるM&Aの様に買収後直ぐに経営陣を入れ替え、組織や人員を入れ替えて東芝自身の経営権を確立していればこれ程酷くはならなかった事は明白である。
日本的に組織を維持して従業員の雇用を優先する等という愚かな行いが、東芝全体の破綻となってしまったケースであろう。

Indecision is often worse than wrong action - Henry Ford