去年の旅動画シリーズ。
前回までのあらすじ。
本州最西端散歩から、関門海峡散歩を楽しむ。
前回のラストが特急っぽい電車だったので、今回のスタートも電車の車内からスタート。
・・・
ではあるんだけれど、今回は動画とは全然関係のない裏話にしてみる。
今回の旅は、もともと本州最西端がテーマで、九州は視野に入ってなかったのね。
まぁ人道は歩きたかったので、せいぜい門司どまりで。
2月の散歩。
来月は3月。
職場で新人の頃から大変お世話になった方が、定年退職される。
こっそりその方に、リサーチしたら、焼酎および焼酎を美味しく飲むための道具に凝っているなんて話を引き出せた。
焼酎と言ったら、鹿児島じゃないか(焼酎好きの人に行ったら「宮崎」説も高いらしいがわたしは鹿児島と思ったのよね)…ってことで、鹿児島になり、サプライズでプレゼントしたいのに焼酎のこと聞いて鹿児島に行ったらある意味バレバレなので、「ひとり薩長同盟の旅」とテーマを追加した次第。
鹿児島中央付近のホテルで一泊し、朝から張り切って旅に出る。
テーマは「幻の焼酎を求めて」
鹿児島中を捜し歩く予定だ。
ここでしか買えない、究極の一本を探す旅。
なんかテレビみたいでわくわくする。
大変お世話になった方なので、値段に糸目は付けない。
偉大な方なので、賛同者の先輩方も負担してくれるという話もあり、予算も潤沢。
まずは、この手の旅番組のセオリーに則り、観光案内に取材する。
大変お世話になった上司が定年を迎えるので、鹿児島ならではの焼酎を贈りたい旨を説明する。
「はい、それでしたら、そちらのお土産コーナーに焼酎の販売がございます」
・・・・・・。
や。駅のお土産コーナーの焼酎買うためにわざわざ鹿児島来てたんじゃないわけさ。
もっと、踏み込んで聞き込む。
すると、焼酎専門店を紹介してくれた。
・・・成程、駅の観光協会は駅周辺の情報しかないのかな。
駅前の酒屋さん。
テレビでは、こういう所スタートで、山奥の酒蔵へたどり着いたりするものなんだけど…現実はこんな感じなのね。
駅前なので、すぐ到着。
やはり、事情を説明して、幻の焼酎を聞き込む。
「鹿児島限定発売ですと、このあたりがお土産に人気ですね」
…割と、普通の値段の焼酎が案内される。
や。鹿児島へ旅にきて、そういえば焼酎好きな上司がいたな、お土産に鹿児島の焼酎買っていこう!って、ここに来たら完璧な商品だろうけどね。
退職のサプライズプレゼントにしては、軽すぎちゃうのよね。
一応、三種類ほど押さえてから聞き込み。
・焼酎グッズ。
「こちらの焼酎グラスはほかの地域にはないかもしれないですね」
割るときの目安の入ったグラス150円ぐらい。
・焼酎や道具が揃った場所
「デパートにコーナーがあるかもしれないですね」
・九州の焼酎のことが分かる「焼酎博物館」的なもの
「ないとおもいます」
うーん。
飾り箱には入れてもらったけど、わざわざ鹿児島にきて、3本で5000円ぐらいの焼酎買って帰るのかぁ。
・・・と。
こんなこともあろうかと、こっそり忍ばせていた腹案を引っ張り出す。
その上司、本当に焼酎に凝っているようで、マドラー一つでも味が変わるというレベルなのね。
なので、事前に検索に検索を重ねて、「焼酎専用のサーバー」というものがあることに辿り着いていたの。
そのサーバーを通信販売しているお店の住所がわかったので、そこへ向かってみたいな大作戦。
駅で目的地の出の切符を買って、ホームに向かったら…見覚えのある車両が止まっている。
鹿児島の観光列車「いぶすきの玉手箱」号。略して「いぶたま」である。
ロケみつで早希ちゃんも乗って居た特急。
これは、乗ってみたい。
切符は買っちゃったけれど、駅員さんに相談してみる。
この駅まで行きたいんだけれど、折角なのであの電車にも乗ってみたい。
いぶたまは目的駅に止まらないので、いったん行き過ぎて戻る形で何とか乗れないか。
・・・というわがままに対応していただき、切符の払い戻し再計算の末、搭乗。
カウンター席もあり、ゆったり景色を眺めつつ車内販売も満喫できる観光列車。
もちろん、おやまさん「桜島」もしっかり見える。
画面にいっゅん映る瓶は、ご当地サイダー。
…ってな感じで、本筋は「幻の焼酎を求めて」な、鹿児島の旅動画の解説日記は、次回へ続く。
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