「瑞風」一番列車が下関到着
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鉄道旅大好きな私ですが…「豪華寝台列車」…
全然興味湧きません。庶民のひがみってことは脇に置いて。
これって、基本的に自由の無い旅行なんだよね。
決まった時間に決まったところに連れていかれて、決まったものを食べて。
旅として全く魅力を感じません。
もちろん、そういうのがいいという人はたくさんいるでしょう。
先月、山陰地方の某駅で降りたら、一部「瑞風」仕様に改装されていた。
駅前の食堂に入ったら、地元テレビのニュースで、まさにこのことがやっていた。
「瑞風」試運転でこの駅に止まり、「大勢の地元の人が『瑞風』を一目見ようと駅に詰めかけました」ってもの。
地元の人には専用の旗が配られ、旗を振って列車を出迎える。いわば、本運転を前に、歓迎の練習。
この食堂のおやっさんと奥さんも、これをやってきたという。
ニュースで「みなさん笑顔で旗を振っていました」というと、「そうかな?」とぼつり。
「瑞風の客専用の豪華な出口も新設されました」というと、「あれが豪華か」と嘲笑。
それほど歓迎している様子はない。
聞くと、「どうせ、駅で降りてもすぐバスに乗せて山奥の方に連れて行っちゃうんだ」という。
駅周辺に恩恵はないと。
たしかに、「地元の人がこぞって歓迎している」体を、JRが演出している感じがする。
地元の人を使って。
この駅近くには昔の街道沿いの古い建物が残ってたりして、歩くとそこそこ面白かったりする。
「瑞風御一行様」は、そういう自由な街歩きとかがない。お仕着せのメニュー。
旅って、偶然の出会いとか発見が楽しいのにね。
夜行列車をほぼ皆殺しにされた今、もうJRのことは見限ってます。
夜行の旅の良さを引き継ぐのは、フェリー旅!
今年、北海道方面のフェリーの新造船が相次ぎ、どんどん快適になっています!
↓新潟からの新日本海フェリー「らべんだあ」のスイートルーム
専用テラスつき。いいねぇ。一人4万円前後。
これで小樽に行って、洞爺のウインザーホテルのジュニアスイートに泊まって…合わせて15万円ぐらい?(間の移動手段は除くとして)
「瑞風」ツアーは安くて1泊27万円。やっぱり高すぎるよ。
前に新日本海フェリーに乗ったとき、デッキに出たら。
中学生ぐらいの集団が、合唱を始めた。
大海原の中で、いい思い出になるだろうなぁ。
こちらも心洗われる気分になった。自分の中学時代を思い出しちゃったり…。
こういう旅の方がはるかに楽しいと思うんだけどなぁ。
せめて、「豪華寝台」ツアー参加者が、通過しちゃった良い場所を後日改めて訪れるということをしてくれれば、あの駅前にも少しは恩恵が出てくるんだけど、どうだろうなぁ。
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