6月4日(日)
山梨県立博物館に地下鉄90年展を見に行ってきました。
県立博物館建物
山梨県立博物館は笛吹市御坂町に在ります。
開館は2005年10月15日
ホームページ http://www.museum.pref.yamanashi.jp/
観覧料は一般510円 大学生210円 高校生以下無料
それでは、撮影可の展示を見ながら話を進めていきましょう。
早川 徳次(はやかわ のりつぐ、明治14年(1881年)10月15日 - 昭和17年(1942年)11月29日)は東京地下鉄道(後、帝都高速度交通営団→東京地下鉄)の創業者である。
日本に地下鉄を紹介・導入し、「(日本の)地下鉄の父」と呼ばれる。
●序章:日本の地下鉄のはじまり
2017年は日本最初の地下鉄である東京地下鉄道上野浅草間(現在の東京メトロ銀座線)が開業して90年を迎えます。
さまざまな困難を乗り越えてこの偉業を実現したのは、山梨県出身の早川徳次です
本展では一介の青年が地下鉄操業を挑んだ軌跡を紹介しその意義や早川が追い求めた公益性や人づくりの精神について明らかにしていきます。
1番線 「地下鉄の父 誕生」
根津嘉一郎や後藤新平との出会いを経て鉄道業界で頭角を現し
英国ロンドンで目撃した地下鉄を実現していく姿を紹介しています。
起業した頃の銀座駅
早川語録:ねざめよき事こそなさめ世の人のよしとあしとはいふにまかせて
2番線 東洋唯一の地下鉄道、出発進行
起工式
90年前に開業した浅草⇔上野間2.2kmは「東洋一唯一の地下鉄」と宣伝されました。
この地下鉄は、日本で最初の自動改札や駅直結の「地下鉄デパート」などさまざまな新機軸が盛り込まれ、人々にとってなくてはならないものになりました。
早川語録:今に東京の地下は蜘蛛の巣の様に地下鉄が縦横に走る時代が必ず来る(またそうでなければならぬ)
3番線「人づくり」の精神・聖智寮と幻の青年道場
家族とともに
家族写真
早川語録:いかなる世にも仕事するには大切なるものは人である。
一にも人、二も人、三も人であると思う。
早川は逗子に研修施設「聖智寮」を作るなど、職員教育にも力を注ぎました。
この「人づくり」に臨む情熱は、郷土山梨にも「青年道場」を設立して人材育成を行おうとした姿勢にも表れていました。
終章 日本の地下鉄の現在、そして未来へ
現在地下鉄は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の9都市で走っています。
埼玉高速鉄道、都営新宿線の千葉県の区間、広島県のアストラムラインも含めれば1道1都2府
8県となります。
我々現代人から見たら、あって当たり前のものですが、90年前の人々は地面の下を鉄道が走るなんて荒唐無稽な代物と映った筈です。
それだけに先見性や情熱が光ります。
もうちょっと来館者が居るかと思いましたが少なかったです。
笛吹市は早川さんの地元なんですけど、ちょっと忘れられているのかもしれません。
そうであっても、これを機会に多くの人が早川さんを見直して、生き方から学び参考にしてもらいたいものです。
あと1週間この企画展は行われておりますので、興味のある方は是非どうぞ。
最後の早川語録です。
必要なことはいつか必ず実現する 必要は不可能な事すら可能に変えていく
おさらいまとめ動画
博物館のシンボル展のサイト
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_034.html
銀座線のレトロ車輌
未訪なので、東京・葛西の地下鉄博物館もこれを機会に行ってみます。
ログインしてコメントを確認・投稿する