文科省は進退窮まりましたな

「総理の意向」文書存在と公表
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4621955

これで困るのは文科省ばっかりですなぁ…。

なんか勘違いしてる人がいるみたいですが、今回のこの案件、首相側は現金の授受とか、首をちらつかせての脅迫とかが明白にならない限り、「違法性が無い」ので、官邸サイドが退陣するだの責任とるだのいう話には絶対にならないですぜ…。

だって、政治家が行政に「これやってほしいんですが！」って要望するのは、フツーのことですから。我々一般国民でも、当然行政には要望できますけど、政治家は「選挙で選ばれた人」ですから、要望も当然重みが違います。それは「行政の忖度」とかじゃなくて、民主主義なんですから重要視するのが当然であって、総理大臣ともなればその権限が日本国内で最大な人なわけですな。

で、それを法律と予算に照らし合わせ、最大限実行するのが官僚組織の仕事なわけで、このメモはそのために作られたものでしかないっぽい？んですよねぇ。

逆に、このメモが出てきて、文科省が組織防衛？を勘違いすると、獣医学部許認可の過程をすべて明らかにして、どうして何十年も獣医学部の新設が認められてきてないのか、どうして「総理の意向」としたら「文部省として認可してしまった」のか、という矛盾する状態を説明せにゃならん。

総理が悪いとすると、文科省は政治に屈して法を曲げた悪人だし、総理が悪くない、とすると文科省内部で「総理の強い意向で」としたメモの存在自体が政治への反逆的態度ってことになり、どう転んでも新たな処罰者か、文科省の決定プロセス自体に手が入るような事態になるんじゃないの？って感じだけどね…。

まあなにはともあれ、まじめに仕事してる文科省役人にとってはエライ災難が降ってきたって感じだろうなと思います。、