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2017年06月13日18:18

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通りがかりに聞いた思いがけない話

たまたま行った町の通りを歩いていると、
アンティークの時計屋さんに「時計の修理賜ります」と貼り紙が。

なんとなく一瞬じっと見ていたら、お店の人が声をかけてくれた。
そこで、色々話をしてもらったりした後、今度とりあえず時計を持ってくるということになったのだが、通り沿いに最近オープンしたジュエリーショップも是非覗いてほしいと、教えてもらった。

道すがら、ジュエリーショップの中には入らず、外からなんとなくディスプレイを見ていると、また、すぐにお店の人が出てこられた。

どうやら、その2件とものオーナーらしいその人は、今は貧乏だけど(そうは見えない)以前は、15メートルあるボートを所有していたとか(ボートは何艘も所持)、社員2000名のカーディーラーの会社を経営していたときは、暇だったから、4つの仕事をしていて、その1つがテストドライバーだったなど、華麗な経歴。

しかし、15年前、取引手形を預けてた会社が粉飾決算で倒産して、
連鎖倒産しかかったのを、自分の資産を清算して、会社は潰さず守ったが、360億の資産を失い、自分のポケットに入っていた25万から再スタートした話をしてくれた。

あまりにも、話の中の億の単位がもう果てしなくて、全く実感も持てず、だんだん後ずさり、ただ、すごいばかり言っていた。

台湾の人からは、会社潰しちゃえば良かったのにと言われたそう。
従業員にも人生の勉強になる、と。

ただ、従業員やその家族、手形を持った先の方を不幸にしないで、自分だけで対処するって、社長の鏡。すごい方です。
その後、なんとなく、加山雄三を思い浮かべました。

豊かさを存分に味わい尽くしていたから、逆にそういう状況になっても、辛くなく、面白かったらしいが・・・現在、以前まででなくとも、豊かだからでしょう〜とちょっと思いますが。

その人自身が、元テストドライバーだったり、ボートを楽しんだり、
人脈が様々あったり、たぶん英語もできたり、本当の豊かさを持っていたから、結果何も恐くなかったってことなんですかね。すごいです。

今は直接お客さんとお話したりできるのが楽しいと仰っていた。
以前は、間に役職があって、勝手な事は何一つ制約があって出来なかった、と。
自分の店にちょっと立ち寄っただけで、勝手な事は困りますと言われてしまっていた、と。


帰りがけ、ふとおじさんを見ると、尋常でない福耳でした。
そういうの、やっぱりあるんだな〜と思いました。

そのあと、雨の予報だったのが、驚きの晴天になったのでした。
あのおじさんのせいじゃないかと思われたのでした。






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