同選手のコメントには「すごい恥ずかしいので」(※1)とあるが、何ら恥じることのない
いち競技者としても"プロのパフォーマー"としても、褒めて然るべきキックだったと思います
理由は2つ
ひとつは海沿いで海風に晒される確率が非常に高いコートで、目的が「リスタートを遅らせようと思って(コメントより)」のロングクリアであるので、思惑は十二分に達している。すなわちミスプレイではないこと
もし妙な色気で『このキックが味方のDFの近くに落ちたらラッキーかも?』と考えてキックを弱めた瞬間に、強風がアゲインストとなって逆に自陣で相手のチャンスボールになった=敗けに繋がった…なんてプレイは、恐らくサッカーが生まれてから何度あったか解らないでしょう
同様の状況は、千葉ロッテのホームであるマリンスタジアムに足繁く通う人なら用意に理解して貰えるかと
もうひとつはJの公式戦初となる"異業"に対して
古い話ですが、日本に初めてのドーム球場のビッグエッグが誕生してから、プロ野球ファンのみならず一般大衆の高い関心を誘ったのが
『あの遥か高い天井に、果たして誰か打球を当てられるか?』と言う、直接的にはゲームに殆ど関係無い行為について
結果は同球場のホームチームの選手ではなかったのですが、翌日の各スポーツ紙には"達成者"ブライアント選手のヒッティング場面と、天井の高さを容易に量れる様な写真が、申し合わせた様様に1面を飾ってましたね(しみじみ)
やはり"プロ"と言うのはアマと違って観衆に対して単純に「純粋に勝敗を争う姿」以上に"もっと見たくなる何か"を提供しなきゃいけない存在だと思うんですよ
私は格闘技&プロレスが大好き(※2)で観戦もしてますが、そこに求めるものは
『我らシロートが逆立ちしても出来ないだろうスゴいパフォーマンス』であり、単純にノックアウトだとかでは無いのです
言い替えれば"ワクワク感"であり、此方の予測を上回る『そうなるか?!』といった良い意味での裏切りですね
突き詰めれば我々は、そうした「スゲぇ!」に対して貴重な資産と時間を費やしてる訳なのですから
J初の“海ポチャ”…ボールを手に北九州GK高橋は「海の匂いした!」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=4615329
ログインしてコメントを確認・投稿する