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2017年06月11日12:48

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漢字を廃止した韓国

日韓併合前の1910年以前は、朝鮮(現在韓国と北朝鮮)の識字率3%ほどで、3%の知識人は漢字で読み書きしていた。1446年、李氏朝鮮の第4代国王の世宗(1397-1450年)が、ハングルを制定したが、当時の官僚だった崔萬理が、「昔から中国の諸地は風土が異なっても、方言に基づいて文字を作った例はない。モンゴル、西夏、女真、日本、チベットなどは文字を持つが、これらはみな未開人のなすことであり、言うに足るものではない」と言ったように、当時の朝鮮人は、文字を普及しようとは考えなかった。

日韓併合前の李氏朝鮮を訪れた英国人イザベラ・バードの旅行記「朝鮮紀行」に、「公的な書記手段は漢文」で、「少女向けの朝鮮独自の学校はなく、上流階級の女性は朝鮮固有の文字が読めるものの、 読み書きのできる朝鮮女性は1000人に一人と推測される」「もともとハングルは女性、子供、無学な者のみに用いられていた」、「固有のハングル文字を軽蔑する国民」と書かれている。知識階級は学校(私塾)で、官僚になるための試験である科挙を受けるため、漢文を習った。

「朝鮮紀行」には、「(1910年の日韓併合の前から)朝鮮の教育改革計画は、もともと日本人による改革時代に発案されたもの」で、「初めてハングルで書かれた新聞は、日本人も編集や発行に関わっていた1886年に創刊の漢城周報で、それまでの朝鮮の新聞は、全て漢文で書かれていた」と書かれている。世宗がハングルを制定した際、ハングルは文字としての体系は全く整っておらず、普及しなかった。日韓併合時に朝鮮人の識字率を向上させたかった福沢諭吉が、ハングル文字に目をつけ、改良して普及させたのである。福沢諭吉が初めて漢字ハングル混合文を考案してハングル活字を作り、井上角五郎らが1886年に初めて漢字ハングル交じりの新聞「漢城周報」を発行した。

朝鮮では最初の新聞が1883年発行と、日本より遅れていた。日本には現在の新聞と似た瓦版(読売とも呼ばれた)が江戸時代以前から存在し、江戸時代後期の幕末には、手書きの回覧文章を「新聞」と称するケースがあった。

ハングルには日本語と同じ意味の文字がなかったので、不足用語は日本語を活用したので日本語と同じ意味、発音のものが非常に多い。例えば、日本語の約束という言葉がハングルにはなかった。つまり朝鮮人は、約束の概念がなかったということである。特に裁判関係などは日本語だらけであり、もともと朝鮮半島には裁判などなかったので当然と言える。

1945年の大韓毎日申報社発行の毎日新報は、漢字とハングルで書かれている。この大韓毎日申報は、朝鮮総督府の機関紙からできた民間新聞で、日韓併合時代にハングルが全面禁止と韓国人が言うのが捏造とわかる。日韓併合当時、朝鮮に辞書はなかったので、19世紀末に仏と露と英によって粗末な朝鮮語辞典が作られたようだが、本格的な「朝鮮語辞典」は1920年に日本の朝鮮総督府によって完成された。

日韓併合前、福沢諭吉は、李氏朝鮮時代の漢文至上主義を批判し、ハングル活字を作らせたが、第二次世界大戦後、バ韓国は漢字が日本統治時代の残滓とみなして、排斥の対象にした。1948年、李承晩大統領による「ハングル専用に関する法律」が制定され、暫時的に漢字を撤廃する路線が決定された。1959年、臨時漢字制限法令が発布され、1965年からは公文書に一切の漢字使用が禁止された。1967年、朴正煕大統領が「漢字廃止五年計画」を指示し、1970年以降、総理大臣訓令で漢字使用を禁止した。朴大統領は日本の軍歴を持ち、日本寄りと見做されることがあり、それを払拭するため漢字を禁止したのである。

ハングルは表音文字で表意文字ではないので、漢字を廃止したため、同音異義語の氾濫が起き、抽象度が高い概念語の理解力と利用率の低下、韓語の言語伝達能力の低下を招き、世界で朝鮮人は最も読書率の低い国民性になった。日本時代の教養を有する漢字混用論者の韓国人は、韓国語の70%を占める漢字語を排斥した結果、相当数の教養欠落者を出したのだから、漢字を復活すべきと主著したが、ハングル至上の国粋派の指弾を受けて、大学の職を追われた教授すらあった。

韓国人は反日していれば、バカタレに陥っても幸せなのである。韓国人は漢字を日韓併合前から知識人階級だけであったが使用しており、ハングルが不完全で日本人が日本語で補って完成させたのだから、反日したいならハングルの方を廃止して漢字を使用するのが筋だ。ここからも、韓国人が自国の歴史を知らないのが明白である。

拓殖大学教授で、元韓国籍で日本に帰化した呉善花による「漢字廃止で韓国に何が起きたか、(2008年10月3日発行)PHP」より抜粋↓
日本も韓国も伝統的に漢字を用いて各種の文章記述、表現を行ってきた古くからの漢字文化圏に属する国である。ハングルとは純粋な表音文字。李氏朝鮮時代に作られた。もともと「訓民正音(民に訓える正しい音)」と呼ばれていた。つまり漢字を読み書きできない者(一般民衆)のために、朝鮮語の音を正確に書き記しことのできる文字として作られたもの。しかし、漢字を重んじる高級官僚や知識人たちは、これを真字(=漢字)ではなく諺文(オンムン、俗字の意味)として排斥。そういう背景で、民衆がハングルを教えられる機会も得られず、以後、四百数十年もの間、一般民衆にはほとんど使われることなく過ぎた。「漢字ハングル交じり文」が本格的に用いられたのは、日本の手で学校制度が敷かれてから、一般の人びとまで広く普及した。韓国の漢字廃止は1948年に大韓民国が成立し、公用文は「原則的にすべてハングルで書くべし」との法律が制定されたことに始まる。しかし政府の推奨にも関わらず、公用文、新聞、専門書などからは依然として漢字がなくなることはなかった。漢字廃止には専門家たちの反発が大きかった。

韓国の学校教育で「漢字廃止、ハングル専用政策」がとられるようになったのは、1968年春から(当時の韓国では小学校4年から漢字を教えていた)。漢字廃止政策以後の韓国では、教科書をはじめ、新聞、雑誌、書籍からレストランのメニューに至るまで、漢字はほとんどその姿を消してしまっている。韓国語は漢字を廃止したために、日常的にはあまり使われない、しかし概念や理念を表す言葉、各種の専門用語など、伝統的に漢語で表されてきた重要な言葉の多くが、一般には次第に使われなくなっていった。各種の評論・研究論文や新聞・雑誌の記事に、総じて書き言葉の世界に、語彙の恐ろしいまでの貧困化がもたらされた。現在の韓国人が書く文章は一般的に、簡潔、単純、直接的という傾向が強く、言葉の奥行きがきわめて浅い現在、漢字教育を受けることなくハングルだけで育った者たちが韓国人口の大半を占めるに至っている 漢字廃止の問題点は、同音異義語の区別ができないこと。膨大な同音異義語から起きる混乱が起きている。「概念を用いて抽象度の高い思考を展開すること」ができなくなっている。韓国の文化を維持発展させるどころか、質を落とすような状況になった。1970年以前に発行された人文、社会科学の大部分の専門書は、漢字ハングル混じり文で書かれているが、ハングルしか教えられていない学生は、これを読むことや理解することができない。韓国の学生は、漢字時代の文献を読むことができない。さらに抽象度の高い漢字語の概念語を知らないため、外国語の専門書などもほとんど理解できない状態になった。

高度な精神性と抽象的な事物に関する語彙、倫理、道徳、哲学、芸術、科学、文明語彙のほとんどが、韓国の一般の人びとにはもちろんのこと、かなりのインテリにも正確に理解されないまま、しだいに遠く無縁なものになっていく。今の韓国語では深遠な哲学や思想の議論はまず成り立たない。ハングルだけで世界的な水準をもった哲学論文を書くこともほとんど不可能である。日本語か西洋語でやるしかない。韓国のご老人の中にも「韓国語では難しいことは考えられない。考えようとすればどうしても日本語になる」という人が何人もいる。同音異義語だけでなく、漢字を失った韓国語では、いったいなんのことやら理解できない言葉がやたらに多くなってしまう。ハングル専用は、社会的な意思の伝達に大きな弊害をもたらすことになってしまっている。戦後世代の韓国人は、概念を駆使しての思考が苦手。韓国語では日本語と同じように、概念語や専門用語の大部分が漢字語であったので、漢字の知識がなくなり、それらの言葉を駆使することができなくなった。そのため韓国人は、抽象度の高い思考を苦手とするようになった。

ハングル専用世代が分からない言葉の例に、「しこうのそんざい(至高の存在)」「けんじんにまなぶ(賢人に学ぶ)」「すいぼうたいさく(水防対策)」があり、 ハングル専用世代が新聞や雑誌や本を読むと「意味不明の言葉」がいっぱい出てくるようになった。ハングル世代は仕方なく、そこを読み飛ばし、実にいい加減な読み方しかできないのが実情。 意味不明の言葉を読み飛ばすことが習慣になり、自分の知らない漢字語がちょくちょく出てくる書物や雑誌を読まなくなった。漢字廃止が国民の思考水準を低下させた。歴史的な語彙の80%を失なってしまった。

漢字廃止が戦後韓国の知的荒廃を推し進めた。韓国人はハングル専用のおかげで「世界一読書率の低い国民」となってしまっている。(国民1人当たり年間平均読書量0.9冊)、韓国人が漢字がきちんと読めるようになり、過去の歴史書を鑑みることになったら正気でいられるだろうか。(引用ここまで)

不完全なハングルを制定した世宗が馬鹿だったのだろうが、呉善花氏が上記で述べたことを考慮すると、韓国人が「日本人が朝鮮人にハングル使用を禁止し、日本語を強要した」と言う場合、もともと朝鮮人が出来損ないハングルを使用していたことになるので、朝鮮人が自らを最低な文化の馬鹿民族だと主張していることになる。日本人は、熱心に朝鮮半島の識字率をあげようとして、外国語であるハングルの欠点に思い至らず、ハングル普及にがんばってしまったのだと思う。韓国人が漢字を使用していたら、悲願のノーベル賞授賞者を排出していた可能性がなくはなかったかも?まあ、それはないか。
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