mixiユーザー(id:7060572)

2017年06月04日12:48

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デジカメ出荷台数

デジカメの出荷台数はピークの2010年から5分の1に縮小
http://digicame-info.com/2017/06/201051.html#more

スマホに食われたカメラ…苦境続く業界「市場縮小は止まるのか」 ニコン希望退職募るも…
http://www.sankei.com/premium/news/170602/prm1706020005-n1.html

上記によれば、デジカメの出荷は2010年をピークに 1/5 に縮小したんだとか。
まぁ、でも、そもそも2010年あたりまではテクノロジーの進化速度が生み出した
一種のバブルであって、デジカメの進化のペースが鈍化したいまでは買い替え
ペースが落ちるのもやむをえないだろ、と思って、軽くフイルム時代のカメラの
販売台数を軽く調べてみた。

デジタルカメラ時代の雇用と職場の変化
http://www.eco.nihon-u.ac.jp/center/economic/publication/journal/pdf/42/42-1-2.pdf

上記で出ているのは国内出荷台数だから、世界販売台数と単純に比べられる
わけではないどけ、1990年代前半(フイルム機の販売比率がほぼ100%)と
2010年(デジタル機の販売比率がほぼ100%)を比べると、後者は前者の2倍強
くらいだ。ここから考えれば、1990年代前半と比較して現状は 1/2.5 くらいしか
カメラが売れていないという推測ができる。

スマホに食われたというのは、間違ってないと思うけど、そもそものバブル分は
差し引いて考える必要があるよね。

ちなみに、サンケイの記事はニコンのリストラにフォーカスしてるけど、
経済科学研究所のレポート(?)ではキヤノンはそもそも非正規社員によって
ダイナミックに雇用調整する手法が使われていたようなので、「凋落したニコン」
というサンケイの記事はちょっとどうかという気がする。

凋落というのはむしろ下記の記事に出ているような事態をいうんじゃないだろうか?

キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角(上)
http://toyokeizai.net/articles/-/10205

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