mixiユーザー(id:2718535)

2017年06月03日07:37

204 view

週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.924(2017/6/3)


  ****************************
  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第924号*
  *■■■■■■■■■*2017/6/3        *
  ****************************
※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
  □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第924号
  ■映画インプレッション『メッセージ』
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.579)
  ■石男的衛星電影案内(Vol.855)
  ■編集後記
====================================================================
■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『メッセージ』
  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 主演:エイミー・アダムス
--------------------------------------------------------------------
  ☆SFファンから絶大な支持を受けるテッド・チャンの短編小説を映
  画化し、第89回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、音響編集賞
  に輝いた作品です。突然、地球に襲来した異星人との交流を通して言
  語学者が娘の喪失から立ち直っていく姿が描かれる。主人公の言語学
  者をアカデミー賞では常連の演技派エイミー・アダムスが演じました。

  言語学者のルイーズ・バンクスは湖畔の家に独りで住み、今はいない
  娘ハンナとの何気ない日常を時おり思い出す。ある日、地球各地に大
  きな宇宙船のような物体が出現する。ルイーズは、宇宙船から発せら
  れる音や波動から彼らの言語を解明し、何らかの手段でこちらのメッ
  セージを彼らに伝えるよう、国家から協力を要請される。ルイーズは
  自分を指して「人類」というところからコミュニケートの端緒を掴む
  のだが…。

  お菓子の「ばかうけ」そっくりな物体が世界各地12箇所に出現する
  インパクトは凄いのですが、『インディペンデンス・デイ』みたいな
  エイリアンとの闘いにはならず、主人公ルイーズと謎の物体とのファ
  ーストコンタクトものになっています。ストーリーも謎を含みながら
  の展開で、あっという仕掛けが待っています。

  『マン・オブ・スティール』シリーズでロイス・レインを演じている
  エイミー・アダムスの名演が光ります。そして、『アベンジャーズ』
  でホークアイのジェレミー・レナーや鶴瓶にそっくりなオスカー俳優
  のフォレスト・ウィテカーが重厚な演技で盛り上げていました。

  ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は『ブレードランナー』の34年ぶりの続
  編に抜擢されています。

  公式サイト http://www.message-movie.jp/

  STONEMAN推薦度★★★☆ マカヴォイ顔芸映画度★★★☆
   (10点満点:★=2点・☆=1点)

====================================================================
■ TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.579)
  2017年第70回カンヌ映画祭 プチ・レポート(2)
--------------------------------------------------------------------
  ☆経験ある映画ライターさん曰く、カンヌ映画祭は、とても男社会
  だそう。確かに、数前に訪れた時を思い起こすと、当時さして思わ
  なかったもののそんな感じだったかと。

  今回は、そんな意見も頭の片隅に置いて見ながらも、それ以上に男
  嗜好のサイコアナリティックなものにインパクトがあったように思
  う。どんなに審査委員長のアルモドバル監督が古典的なカンヌ映画
  祭の在り方を思い、決してNetFlixの作品を認めようとしなかった
  にせよ、そんなことより、女性の映画人の進出に期待を馳せる一審
  査員、女優ジェシカ・チャンスティン、民主的にパルムドールを選
  出したことに不服はないとしてもどうしても自分の気に入った作品
  への思いを主張せずにはいられなかったウィル・スミス・・・なぜ
  にこうもハリウッド方面の方々の意見がマスメディアに大きく取り
  扱われていたのか、たまたま目にしてしまったのか・・・しかし、
  やはり作品にもハリウッド系色が大きく入り込んできていたのでは
  と感じられたのは私だけだったのでしょうか。それを大きく示す作
  品のひとつの、ロバート・パティンソンが今までにない汚れ役で精
  神薄弱の弟と決死の銀行強盗を働き、逃亡シーンの勢いの良さや迫
  力が男性的かととらえられがち。しかし結末の弟の落ち着くところ
  のシーンは、意外にもそんなジェンダー性は消え、人としての「幸
  せな居場所」=「愛」・・・もしかして、ことしのテーマは、愛、
  であるのでは?と他作品からも感じられたことがさらに確信的にな
  った。そして、私の今回第70回を迎えた映画祭で一番気にかかっ
  た作品、「You Were Never Really Here」。みごと、フォアキン
  ・フェニックスが男優賞を獲得した、かなりの異色な作品でした。
  戦地で過酷な経験のあるジョーは生き延びた帰国したものの、今の
  暮らしは老いた母との切ない日々の連続。さらには、FBIでの仕
  事でも、惨い場面に多く遭遇し、精神的にはぎりぎりの状況にあり
  ながらも、裏社会で起きている犯罪を残忍なかたちで解決していく。
  けれど、その過程で、ジョーの異常さに、彼自体の善悪が見極めら
  れず、見る側でいてときに翻弄される。そんな操るような狂気的な
  演技のインパクトといったらありません。しかし、この映画のラス
  トが、目頭熱くなるユニークな愛の溢れるシーンになるのです。だ
  からこそ、鑑賞後は何かしらの賞を獲得してほしいという願望が生
  まれていました。他コンペ作品に、芸術家ロダンや映画監督ゴダー
  ルのバイオグラフィーもあったり、確かに男性社会を表すインパク
  トはありました。

  こうした中でパルムドールを獲得したのは、スウェーデン出身の監
  督ルーベン・オストルンドの作品「The Square」。2014年カン
  ヌ映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した「フレンチアルプスで
  起きたこと」を手掛けた監督でした。新しいモダンアート美術館の
  館長に就任した男の奇妙な日々が粛々と描かれるのだけれど、主演
  が男性であるということに重きはなく、彼の行いの道徳性が裁かれ
  るような作品で、マスキュリンだとかフェミニズムとかの空気は流
  れてもなく、ラズトにゆだねられた結末は見る側をいささか混乱さ
  せるよるな、心かき乱されるような・・・はっきりしないもののタ
  イトルのスクウェア(四角)が投じられ・・・この奇抜さというか
  ユニークさがやはり、カンヌ映画祭色なのでしょうか。

====================================================================
■石男的衛星電影案内(Vol.855)6/3〜6/9 by.STONEMAN

  ★今週の石男が選ぶオススメの1本
  <NHK・BSプレミアム> デジタルBS-103ch
  6月5日(月)21:00
  『トップガン』('86 アメリカ)
  監)トニー・スコット 主)トム・クルーズ
  ※トム・クルーズが世界的な大スターとなった大ヒット青春映画。エ
   リートパイロットたちを鍛え上げるアメリカ海軍の養成所を舞台に、
   若者たちの栄光と挫折、そしてロマンスを迫力の飛行シーンを交え
   て描く。トニー・スコット監督も、この作品の成功で、そのユニー
   クでスタイリッシュな演出が世界的に知られるようになった。ベル
   リンの挿入歌「愛は吐息のように」がアカデミー歌曲賞を受賞する
   など、サウンドトラックも話題となった。

  <GYAO!・無料動画> http://gyao.yahoo.co.jp/
  『ヒナゴン』('04 日本)
  監)渡邉孝好 主)伊原剛志、井川遥
  ※1970年代に、広島県比婆郡西城町で巻き起こった謎の未確認生物
   “ヒバゴン”を巡る騒動がモチーフ。架空の小さな田舎町を舞台に、
   謎の怪物ヒナゴン騒動に揺れる町の人々の人間模様を、不況や市町
   村合併問題といったテーマも盛り込みつつ、甘酸っぱいタッチで描
   く。広島県内のとある小さな田舎町、比奈町。増える一方の累積赤
   字に、隣町との合併話が浮上し、町は大きく揺れていた。そんな折、
   町役場では、30年ぶりに謎の怪物“ヒナゴン”の目撃情報が相次い
   で寄せられる事態になり、今もヒナゴンの存在を信じる若き町長イッ
   ちゃんは、「ヒナゴンで町興し」とばかり“類人猿課”の復活を宣
   言するのだった…。
  ★6/29まで無料配信中

*********************************************************************
■編集後記
  ☆当メルマガのライターのTAK・Gさんがカンヌ国際映画祭に参加


==================================================================
【オススメ漫画】
  『認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』北川なつ著
  http://amzn.to/23McUzG

==================================================================
  *****************************************************
  当メルマガのfacebookページを作りました!
  http://on.fb.me/g2LofS「いいね!」を押して下さい!
  *****************************************************
  https://twitter.com/stoneman_ulc
  ↑ツイッターはこちら!フォローよろしくお願いします。
  *****************************************************
  http://mixi.jp/view_community.pl?id=881459
  ↑mixi「うるとら★ラッキー★シネマ」コミュニティ
  *****************************************************
  ★ULCホームページ★(休止中)
  http://www.ulc-stone.com
  *****************************************************
  ●○●○●読者ボランティア・ライター募集中●○●○●
  映画の感想を投稿してくれるライターさんを募集中
  http://form1.fc2.com/form/?id=893941
  ↑詳しくはこちらのメールフォームからメールして下さい!
  *****************************************************
========================================================================
========================================================================
■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.924(2017/6/3)
■発行:ULC (Ushimitu Listeners Club) http://www.ulc-stone.com
■編集長:STONEMAN (from HIROSHIMA city)
■問合せ先(ご意見ご感想も)> http://form1.fc2.com/form/?id=893941
■購読&解除はそれぞれの配信サービスにてどうぞ。
【まぐまぐ】ID:0000025922
  http://www.mag2.com/m/0000025922.htm
【メルマ!】ID:m00017409
  http://melma.com/backnumber_17409/
【メイラックス】ID:MM3E96CCB3C7B20
  http://www.mailux.com
========================================================================

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年06月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930