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2017年05月31日00:39

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GEORGE FEST ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート

先の日記に
HMVでCDをたくさん注文した旨を書きましたが、
それらを注文する2日前にも
実は同じHMVにCDを注文してあったのです。
それが今日届いた
「GEORGE FEST ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート」。
CD2枚組にブルーレイディスクがついた
完全生産限定盤です。
発売されたのは昨年の2月、
もちろんジョージの誕生日に合わせてのことです。

2014年9月にロサンゼルスで行われた
ジョージの息子ダニー・ハリスン主催の
トリビュート・コンサートを収めたライブ盤で、
コンサートそのものは
当時発売されたばかりのジョージの"Apple Yaers Box"の
プロモーションも兼ねた催しだったとのこと。
(ちなみにダニーさんのことを「ダーニ」という人がいますが、
 あれは間違い。
 母親のオリビアさんが再三否定しているにもかかわらず、
 古参のファンほど頑なに「ダーニ」と言いたがるのです)

このライブ盤が発売されたことは
もちろん私も知っておりましたが
(ジョージ関連商品が発売されると
 親切にもHMVが知らせてくれるのです)、
出演者が知らない人ばっかりだったため、
それと演目がビートルズ時代の曲と
ビートルズ解散後に出した最初のアルバム
"ALL THINGS MUST PASS"収録曲に偏っていたため、
いまいち食指が動かずに
1年以上も放っておいてしまいました。
今回購入に踏み切ったのも
有効期限の迫ったスペシャルクーポンを
使い切ろうと思ってのことなのです。

今日届いて(コンビニ受け取りは宅配よりも届くのが遅い)、
CDを聴くより先にブルーレイを観ました。
ライブなんてものは映像で楽しんでこそと思うのですが、
このマテリアルはあくまでもCDが本体で
ブルーレイは初回限定の付録扱いなのです。
音声は48kHz/16bitの2チャンネルステレオで
ハイレゾでもサラウンドでもありませんし。
なぜだろうと訝しんで本編を見たら
映像に白とびのノイズがチラチラ乗っていました。
ライナーノーツには一応
「映像の途中で白い光が入る箇所がございますが
 演出上のもので、オリジナルマスターに起因するものです」と
注意書きがありますが、
しかしどう見ても演出ではなくただのノイズとしか思えません。
なるほどこれのせいで
まともな映像作品として売ることができなかったのか知らん、と
一人合点しました。

ライブの内容は
様々な演者が入れ代わり立ち代わりしてジョージの曲を歌うという
トリビュートライブではよくあるパターン。
ただジョージ関連でいいますと、どうしても
エリック・クラプトンの呼びかけで2002年に行われた
追悼ライブ「コンサート・フォー・ジョージ」を思い起こさせます
(さらに言うならこの「コンサート・フォー・ジョージ」も、
1971年にジョージが主催した「バングラデシュ難民救済コンサート」の構成を
踏襲しているのですけど)。
ダニーさんによれば
あれほど素晴らしいコンサートにはできないけれど、と謙遜しつつも
前がイギリスだったので、今度はアメリカでと意識はしたようですね。
また「コンサート・フォー・ジョージ」は
ジョージの友人知人を集めた、平均年齢高めの集まりだったのに対し、
"GEORGE FEST"はジョージに影響を受けた
フォロワー層の集まりとなっています
(重鎮ブライアン・ウイルソンは除く)。
ダニーさんはもっとこじんまりした会にしたかったようなのですが、
ノラ・ジョーンズとブライアン・ウイルソンの集客力のせいで
小さい会場では収まりきらなくなったとのこと。
かくいう私も今回の演者の中で名前を知ってるのはこの2人だけでした。

演者の女性歌手率が高いのは
ダニーさんの人脈のおかげでしょうか。
「コンサート・フォー・ジョージ」はほとんど女っ気がなかったですからね。
それにしてもジョージの曲は女性カバーがよく似合います。
あとは刺青率が高いのも
ダニーさんの交友のおかげですかね。
お父さんとはだいぶお友達の範囲が違うようです。
そういえば以前映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」に出ていた
ダニーさん自身にも腕に刺青があったと思ったのですが、
このライブではなくなっていました。
あれはシールでしたか。

演者によって出来不出来に若干のバラつきはありますし、
先にも言った通り選曲には偏りがありますが、
それでもやっぱり
おなじみのジョージの曲がたくさんあふれている空間に触れるのは
私にとってはたまらんものがあります。
ダニーさんは声質や歌い方がジョージに似てますね
(顔はもっと似てますけど)。
大団円のトラヴェリング・ウィルベリーズ
「ハンドル・ウィズ・ケア」を演者全員が合唱するところで
ジェフ・リンのパートを務めた黒ヒゲの人の
ジェフ・リンのモノマネも上手かったですし、
「似てる似てる」とか、そういうテンションで
あんまり重たくならず楽しく観られるライブです。
また「イッツ・オール・トゥ・マッチ」を歌ったモジャモジャの人のギターには
どこかで見覚えのあるキャラのステッカーが貼ってありました。
フォト
そういえばイントロダクションで
「ジョージ・マイケルのトリビュートだと思ってた」とジョークを飛ばして
失笑を買っている人がいましたが、
これが発売された頃はまだジョージ・マイケル生きてたんですよね。
この年の暮れに死んじゃったので、もうシャレになりません。


ところでジョージといいますと
今公開中の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2」で
「マイ・スィート・ロード」がなんだか良い使われ方をしているそうじゃないですか。
ジョージの時代、また来ますかね。
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