mixiユーザー(id:50717)

2017年05月28日22:21

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日本の巨額の赤字とやらに関する所感

以前からそれこそ前世紀末くらいから、日本は巨額の財政赤字を抱え
破綻寸前と言われてきた。
なので、契機起伏策に有効な処置はとれず、国民も行政も我慢するしかないとされてきた。
結果は失われた20年だ。
財政赤字による国歌破綻の例としてアルゼンチンがあげられ
20世紀初頭の繁栄が今は失われたとされていた。

以来20年、日本はむしろ20世紀の繁栄を失い、1人当たりGDPではOECD加盟国中ぐらいだ
一方で銀行の不良債権問題は小泉政権下の、強引とも言える合弁でほぼ解消したが
今の銀行は貸し出し先がなくてあえぐ有様だ

さて、この説で不思議なのは日本の円相場だ
財政赤字が巨額化したはずの90年代は円高基調で推移した。
2000年代に入ってからは円安になり2006年には130円まで行ったが
リーマンショックでその流れは逆転
東日本大震災直後は1ドル76円まで進んだほどだ

そこで不思議なのは円はドルやユーロとの間で安定して取引されており
気を許せば円高に向かうと言うことだ。
結局1972年にドル=金の交換が停止されて以降、通貨の価値は相対的な
ものであり、それなりの先進国で財政赤字がない国というのはドイツを例外として
ほぼ皆無なのが実情であり、結局日本の財政赤字と行ったところでそれは
相対的にどの程度なのかでしかない
日本が相対的に通貨供給量を絞れば、取引されている以上円高方向に向かい
それは日本国内には通過だとしてデフレと輸出不振輸入振興効果をもたらす
財政赤字で破綻した国というのは、そのかなり前から取引が不完全で通貨安が進行するが
日本の場合は逆だ

ちなみにドイツの黒字は、2000年以前のドイツの社会福祉や年金を大幅にカットした
結果によるものであり、シュピーゲル誌によると、失業したドイツ人女性は
ドイツでは違法でないセックス産業に大量に流出したという記事が2000年頃掲載されていた
今にして思えば、日本のマスコミが宣伝するドイツよりそちらが真実の姿だったのだろ
日本と同様ドイツも高齢化に苦しんでいる。財政赤字の原因みたいな扱いをされてる
南ヨーロッパ諸国は出世率が高い

その意味で、財政規律ばかり気にしていた状態から成長重視に変えた現政権の
経済政策は概ね正しいと思う。
本当に危ないのなら、なぜ1ドル200円にならない?
そんなにおかしな話じゃない1986年までの為替相場は1ドル200円前後だったのだ
1991年にも150円近くまで下がっている。
その頃の方が経済は繁栄していたのをどう考えるかだ。




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