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2017年05月28日11:33

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>定石(囲碁での表記。将棋の「定跡」とともに歴史の中で確立されてきた打ち方・指し方)を用いつつ、一連の『物語』を組み立てて打っていく.>

【前の日記から】


人間はどうやって強くなってきたのか?


一方、人間はどう棋力を向上させてきたか。


「将棋や囲碁は、練習対局や研究で個人の能力を高め、対戦相手と最新の手をぶつけ合い、それをまた研究することで進歩してきました。ただ、将棋や囲碁のような複雑なゲームは、人間の頭の中だけで解明することは、ほぼ不可能なゲームなのです」(伊藤助教)




人は大局観と呼ばれる直感的な思考方法を用いて次の一手を指したり打ったりする。そういったメカニズムを明らかにすることにも伊藤助教は取り組んでいる(撮影: 岡本裕志)


「だから、棋士は一手ごとに考えるのではなく、定石(囲碁での表記。将棋の「定跡」とともに歴史の中で確立されてきた打ち方・指し方)を用いつつ、一連の『物語』を組み立てて打っていく」(加藤氏)


「物語」とは、相手の棋士がどのように指して(打って)いくのかという展開のこと。だが、物語の行方、すなわち勝敗を決めるのは、「何手先まで読むかではない」と語るのは西尾六段だ。


「直感的には数手先、より重要な局面だと時間をかけてさらに先まで読むこともあります。でも、先まで読めるから強いというわけではありません。読んだ先の局面に適切な評価を与えていることが大事で、さらに、勝負の駆け引きなどメンタルの部分も大きな要素になってくるからです」


これは囲碁でも同じだ。趙名誉名人は「イ・セドル棋士に平常心があれば、アルファ碁に負けることはなかった」と歴史的一戦を振り返る。


イ・セドル棋士との対局で、アルファ碁側の石は碁の素人の開発者が打った。その碁石のもち方は人差し指と中指で挟むプロのもち方と異なり、親指と人差し指でつまむというものだった。


「打ち方が素人なのに、すごく強い。そんな些細なギャップでも、私たち人間は感情を乱される。そんな混乱が(勝敗に)影響したように思います」




碁石は人差し指と中指で挟んで打つ。素人がやってみるとなかなかに難しい(撮影: 岡本裕志)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーー
https://news.yahoo.co.jp/feature/572
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