mixiユーザー(id:2412064)

2017年05月23日23:38

179 view

オリーブの樹は呼んでいる

銀座シネスイッチ
5月23日18:50の回

オリーブの樹は呼んでいる (2016年 スペイン)

スペインのバレンシア地方、先祖代々大切にされてきたオリーブの大木。
祖父のオリーブの農園で、樹木とともに育って来た女の子(アルマ)。
時代の変化の中で、祖父は不本意ながら大木を売り払うことを
余儀なくされ、失意の日々を送っている。
彼女はこの現実に突き動かされ、立ち上がる。
木がドイツに売られたことを発見した彼女は、大胆にも、
とりもどすための旅行を企てる。

……今日は、ふと思い立って映画を銀座まで見に行った。
久しぶりにヨーロッパ映画で適当に見ようと思って選んだ。
見てみたら、とてもよかった。
感情の動きとか、人物の行動力とか、
いろんなところが充実していて感動的だった。

観賞後に、プログラムを読んだら、ある発見があった。
監督 Icíar Bollaín イシアル・ボジャイン
一度も見たことのない人のように思っていたが
過去に私の見た映画に、女優として出演していたのでした。

エル・スール (1983年 スペイン)
監督 ビクトル・エリセ

15歳の少女があるとき家族の秘密を知り、
まだ見ぬスペイン南部への思いを馳せるという物語。
この少女はイシアルが監督になる前に、演じていたのだった。
女性の視点から見た物語というのはオリーブの樹にも共通の要素。

私がこれを見たのは1988年ごろで、学校を卒業したら
就職先をどうしようかなど将来の進路に迷っていた時代だった。

今日、この映画で、永く見ていなかった人を
久しぶりに見たことになりました。
適当に選んだ映画でこのことに気づいたので
帰りの電車でプログラムを読んで驚愕しました。

2017年の今、自分的に新しい生活を始める、人生の節目の時期にある。
あの学生時代も節目の時期だった。
偶然とはいえ運命的なものを感じるものがありました。

エル・スールの監督の前作、スペイン映画
「ミツバチのささやき」
を見た場所は、有楽町、有楽シネマだった。
シネスイッチと全く同じエリア。縁の深い場所だ。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する