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2017年05月20日01:30

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役割だけど


実家の愛犬ヴァルが、亡くなりました。

月曜日に、姉から連絡がありました。
一人暮らしのアパート生活の時は、実感がわかなかったけど、
今日、実家に帰ってきて、
いつもなら真っ先に迎えてくれたヴァルの姿がなく、
犬小屋が壊されていて、
本当のことなのだと、何かを飲み込んだ。

ヴァルは、ご近所さんが引っ越す時、
庭が狭くなって、自由にいられないのが可哀相だから、
飼ってほしいと頼まれてうちにきた。

とても悪い言い方だけど、前の家族に捨てられたようなものだ。
柔らかい捨てかただけれど。

人間以外の生き物と一緒に暮らすにあたって、
人間側が、最期を看取るのが、役割だと思う。
看取らせてくれるならね。
猫とかは、最期を看取らせてくれない時があるけれど。

だから、ヴァルの最期を看取るのは、
当然の役割だった、一緒に暮らすことを決めたからには。

でも、役割だからって、
覚悟を決めていたからって、
悲しいもんは悲しい。
切ないもんは切ない。
つらいなー。

そして、心配は、
ヴァルと一番心を通わせていた父。
姉の話だと、いつものように振る舞っている父が痛々しいとのこと。
帰宅した時には、就寝していたからまだ会ってないけど。
高齢だから、新たなに家族を迎えるには、
それこそ役割を果たせるかな話だから。
これまた、切ない話だけど。
まあ、でも、もし、出会ってしまったら、しょうがない。
よい出会いがあればね。

ヴァルは、今頃、
我が家の歴代の同居犬ラーズとスズキに挨拶していることだろう。
心から冥福を祈る。

私は、業が深いから、
歴代の犬達、猫達とおんなじとこには、行けないだろう。
だから、生きているうちに生きている同居ケモノの全力で愛でる。
これも役割。

生を全うした同居ケモノを忘れない。
これも役割。


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