東京国立近代美術館から、東京国立博物館まで、期間限定で無料のシャトルバスが出ていました。
それに乗り、東博へ。お目当ては、「茶の湯」展ですが、日のあるうちにお庭を散策。小堀遠州作の茶室「転合庵」が特別公開されていました。午後4時でお庭は閉場。
今回の展覧会は、東博では37年ぶり、奇跡の大「茶の湯」展とのことです。
室町時代から近代までの名品が出展されています。
国宝、重要文化財のキラ星のような茶道具の数々。観ていてクラクラしました。質と量に圧倒されたのです。
印象に残ったのは、やはり国宝のお茶碗。
「曜変天目」「稲葉天目」
黒い茶碗の中にえもいわれぬ美しい模様が。
「志野茶碗」銘 卯花璃: 国産のお茶碗で国宝のものは2点しかないうちのひとつ。力強さと上品さをあわせもつ。
「大井戸茶碗」「喜左衛門井戸」: 天下一と評される高麗茶碗の雄。荒々しく力強い姿。
1点1点、じっくり鑑賞して閉館時間間際までいました。
幸いゴールデンウィークで夜9時まで開館していました。
和服姿の来場者も多く、お茶をされているのだろうなと想像しました。
お茶は、日本美の粋、良いものだなとあらためて思いました。
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