４月２９日、東京駅から東京国立近代美術館への道中、皇居の庭園が特別公開されているようなので、中へ入りました。
都心のど真ん中、緑豊かなところを散歩するのは心地よかったです。
宮内庁三の丸尚蔵館へ。「名所絵から風景画へ 〜情景との対話」を観ました。丸山応挙の「海辺図」、司馬江漢の「江之島之景」などが印象的でした。
それからオレンジ色のポールを目指し、東京国立近代美術館へ。「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」を観ました。これは、当初京都での展覧会を観ようと思っていました。インフルエンザにかかり、京都行は中止し、展覧会を諦めました。こうして、東京でお目にかかれるとは。裏千家茶道を始めたばかりなので、お茶碗には特に興味があります。
楽家の初代・長次郎〜第１５代目・吉左衛門と、その息子さん（第１６代目）の代まで、一堂に集められ、時系列に並べられています。
「利休の愛した美」、初代長次郎の重要文化財、「大黒」と対面できました。
楽茶碗を見ていると、代ごとに次々に変わっていきます。１６名それぞれの個性が出てきて、常に新しいものにチャレンジしています。それが、桃山時代から現代まで、脈々と楽家が茶の湯の歩みとともに続いてきたのだと気づかされます。
有意義な展覧会でした。
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