一方で、EUの失敗は明らかだと思う。

■仏大統領選、マクロン氏が当選　ルペン氏が敗北認める
(朝日新聞デジタル - 05月08日 03:15)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4561054

マクロン氏を仏国民は選んだわけだが、それ自体はいいとして、彼の机上の空論のどこに共感したのかが今後問題になると思うな。マクロン氏が掲げた経済政策には裏打ちとなる資金源が全く提示されてないし、沈みゆくEU経済をイギリスが見限ったレベルなのに、フランスが支えられるのか？支える側に回ることを本当に仏国民は理解してマクロン氏を選んだのか？って話なんだけどもね。

フランスは今後、移民により文化が破壊される側に回るわけだが、あの自国最高主義のフランス人が移民を受け入れられるとは到底思えないんだけどもなぁ…。ドイツにしても、移民と共生できる文化には到底思えんし、EUはどうする気なんだろう？とマジで不思議。

そもそも、EUって破産準備状態の国家を、ギリシャ、スペイン、イタリアと抱えていて、移民発生源のシリア+ISISは全く解決の糸口も無いって状態。経済が盛り上がってるドイツは、要のドイツ銀が中国にワラント債を発行しまくり状態で、中国経済がリセッションに入ったと同時に死亡確定って状況（というか、それを察してイギリスが逃げたとしか思えんのだが…）。これだけの負債をフランスが一国で背負えるのか？って話だし、そもそもそういう世紀末的経済状況をEUが抱えてて、フランス一国で支える形になること国民が理解したうえでEU残留を主張するマクロン氏を支持してるのか、はなはだ疑問だ。

ルペン氏の主張は確かに極端だけども、正直言ってフランス人の生活を守るためにはマクロン氏よりルペン氏のほうがまともなことを言ってるようにしか見えんのだけど、フランスはEU/中東に尽くす道を選ぶんだな、ってのがある意味驚きではあった。

何か月続くのやら見ものではあるが……ね。＞マクロン氏の路線
いつの世でもそうだけど、政治にはカネがかかるし、金のない/回らない理想論なんてどんなに素晴らしくても長続きせんからねぇ。