写真箱を漁っていたら、、、。
教材室に戻ってきたモデルのYさんが
「今日ね、変な先生の教室だった。」というので「何?何?」と聞いた。
「あのね『名前も知らない人を描くのはおかしい。』って、
皆で校庭で車座に座って自己紹介をし合ったの。
ね〜、変わってる先生。変でしょ?アハハハハ」
笑えなかった。
モチーフではなく人として対して下さろうとしたのかも、と
有難さに胸に刺さった。
数日後、根津に向かう道で顔がどす黒い人が前からやってくる。
自己紹介の先生だ。その先生とすれ違う時、目礼をした。
先生は誰?この人?と少し困惑?されてた。
それから程なくお花が飾られた教授の扉を見た、、、。
「こんな言い方は違うかもしれないけど、、、
いいお葬式だった。鬼の先生も泣いてた」
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