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2017年04月28日08:48

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「いわゆるネトウヨの研究」

菅野完「日本会議の研究」(扶桑社)で
早瀬というネトウヨ(33)がそのネトウヨ化の来歴を騙っている
もっとも早瀬にはネトウヨという自覚はなく
自らを「保守」と規定している

早瀬が「いわゆる保守的な雰囲気をもつもの」に轢かれるようになったきっかけは
「小林よしのり」だったということを白状している

案の定である

だからネトウヨは相手にならないのだ

中途半端に右翼思想をかじり
漫画のネタにするような三流漫画家に魅せられて
それを保守だと思い込むという端緒自体ニセモノである

それは確かに「保守っぽさ」はあるものの
実際には右翼でも保守でもない

おれは小林の「ゴーマニズム宣言」を当初から批判してきた

「ゴーマニズム宣言は右翼言説としても漫画としても駄作である」
「やたらと冗漫なネームで右翼思想を解説する内容は 読ませるのか見せるのかすら判然としないシロモノで ニセモノ臭しか嗅ぎとれない」

それは相手にしている読者が無知で
それ以上に学ぶ意欲のない怠惰な層だから成り立っている「読み物」でしかないという
レヴェルの低いものだからダメなのである

小林はゴーマニズム宣言のなかで
南京大虐殺や従軍慰安婦問題をダラダラと描き
そのベースに使ったのがなんの立証責任も果たしていないトンデモ本であり
またそれを漫画の有用な利点を活かせもせず
いつまでもくだらない点ばかりを訴えていた

もう見るからに似非ウヨのプロパガンダでしかなかったのだが
こんにち多くのネトウヨがいまだに小林漫画のネタを繰り返していることを見ると
もう20年近くもネトウヨがなにも学んでいないということは明白である

つまり
ネトウヨの多くは
小林よしのりを入り口にして
それをそっくりそのまま政治の場に持ち込んだ安倍晋三を指示して
自分は「保守」だと思い違いしているのだ

適菜収は自著「ミシマの警告」のなかで
こうした思い違いのネトウヨが「保守」を捻じ曲げダメにしてきたかを詳細に検証している

そろそろ社会はニセモノの保守について
キッチリと批判すべきだ

適菜は「ウソっぽい保守層」として
「敵は民進党だと思い込んでいる」
「現行憲法を是非なく改正しようと主張する」
「命がけで戦争する気もないのにやたらと好戦的なことをいう」とその特徴を指摘している

2014年4月20日
安倍晋三は「たかじんのそこまでいって委員会」に出演し
「私は国のために死ねる。○か×か?」という問いに対して「△」と回答した
安倍は自衛隊の最高指揮者であり
自衛官は有事の際には「国のために死ぬ」ことすらあるというのに
組織のトップが「命を賭けるかどうか判らない」といっているのだ

この覚悟のなさがネトウヨの実態なのである
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