あのですね。実はですね。
私にはかなりヤバい癖がありましてですね。
読書にせよ、映像にせよ、音声にせよ、その世界に没頭してしまうと、自分もナチュラルにその中の住人になってしまうのです。
TVにツッコむことなんてのは日常茶飯事だし、TV相手に会話する人は少なからず居るようなので、ここまではまだいい。
けれどドラマCDだとか小説だとか、他の人に見えない・聞こえないものに対しても会話してしまうので、傍から見ると完全にキ○ガイなのである。
特にドラマCDなどはヘッドフォンで、登場人物たちの会話を聞くわけで。
没頭すると当然ながら、私もそこに居るわけで。
勝手に彼らの会話に参加してるわけで。
パソに向かって一心不乱に折り鶴を折っていたと思ったら、いきなり
『いやいや、いいんだ。そんなに謝らなくても』
『うん……。わかった。 ……ありがとう』
『あ、それなら私が行ってくるよ!みんなはゆっくりしててよ』
……とか喋ってる。これ、自分じゃ止められない。
だって私の意識は流れてくる音源が脳内に造り上げた妄想の中の彼らと共に居るのだもの。
コレが原因で、私はあえてドラマCDとかは聴かないようにしてたんだよね……。
そりゃね……真夜中にいきなり、
『危ない!後ろぉーーー!!』とかって叫ばれたら気持ち悪いっしょ。
自分でも気持ち悪いと思うもん。
ともあれ、私はこのようにしていとも簡単に行きたい世界へダイブできるんで、むしろ『二次元に行きたい!』と騒いでる人たちの気持ちが余りよく判っていない。
二次元どころか、音源のみでダイブできるんなら一次元にも四次元にも行き放題じゃんね。
コレを現実逃避というなら、むしろ私は現実に居る時間の方が圧倒的に少ないかもわからんね。
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