私のたわごと

　「共謀罪」を入れた、組織的犯罪処罰法改正案が、２０１７年４月１９日実質審議入りした。共謀罪は、犯罪を計画の段階で処罰するものだ。計画を証明するのは結構困難だと思うが。そのため、盗撮やメール傍受などが一般的になるだろう。刑事裁判官の経験者の中には、危険な社会をうむと警告する人もいる。

　裁判所も行き過ぎた捜査などの歯止めが難しいとされる。政府の思うようにならないようにしっかりと自分の頭で考え判断したい。しかし立法であり、与野党が話し合っても、結局は議員数で成立する可能性が高い。

　テロ対策に必要とする政府側、操作機関などによる監視社会になるとする野党側。不要な職質をはじめ、警察官の不祥事などもあり、これ以上権力を持たせれば危険だ。テロ対策も今まで以上に警備を強化すればいいのではないか。

　過去日本は、治安維持法や特高警察で失敗している。怪しくない人たちを捕まえ、拷問し死亡させた。

　言論の自由も大丈夫か、と危惧する。政府・権力側は、都合のいいように共謀罪を利用することになるだろう。

　審議を深め、結果がどうなるか注目したい。