mixiユーザー(id:969435)

2017年04月18日12:24

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GHOST IN THE SHELL

あまり乗り気ではなかったのですが、一見しておこうと?
見てきたんですが.....
予想より酷かったので書いてみた?

てか、最初に感想から?

これからの漫画、アニメ原作の実写化はね?
完成試写後に作者が、そのタイトルを使っていいか?
という許可制にするといいよ。

なんかさ?
昔からこの手の実写化は作ったもの勝ちで、原作と違っても原作タイトルで集客を得られるから監督や配給会社は最初は作者や出版もとにへーコラするだろうけど、完成したら?全然違うものでした?

だから試写が終わって作者が違うと思ったら、別の名前で出してください的な制度にしようよ?

ていうくらい?
酷かったというか?
途中で帰りたくなったわ(汗)

まずは作りがチンプで設定がオリジナル過ぎてクソ。
世界観がなんか違う。
ゴーストと魂の価値観が違う。

押井守のGHOST IN THE SHELLが公開されたとき、イノセンスを見たときも思ったけど、押井守が作ったのはGHOST IN THE SHELLで攻殻機動隊ではない。

士郎正宗が描いた面白いと思った世界はGHOST IN THE SHELLではないのよね。
だから押井守が作ったのは、攻殻を使ったGHOST IN THE SHELLなのね。

素材として使うといのも原作がすきで見た人からすれば?
ちょっと嫌だけど、面白ければ正解でもあるのかもしれないし、GHOST IN THE SHELLはゴースト魂の定義を深く追求することは、ある意味攻殻のテーマのひとつなので?
まだ、許せるレベルだけど、初めての映像化で草薙素子や9課のメンバーを没個性にしてしまって、原作者が生み出したキャラを殺したよね。

キャラといえば今回のGHOST IN THE SHELLは素子の過去まで勝手に作ったり?課長の変な設定を作ったりと?
正直見れたもんじゃなかった。

デジタルとアナログ(世界観)のチグハグ感もなんかおかしい。

GHOST IN THE SHELLというのは、押井守が原作のおいしいところを引用して「人形使い」という、生命から生まれない個性が存在いしそれを定義する材料が人間とIAの間にどれだけ必要で、個人を個人と認識構成する世界はどれだけの材料必要か?
脳までデータ化される世界の不条理を描いたものが、今回の実写はこれをオリジナル設定でオリジナルキャラクターでもっとチンプに構成したものだった。

ゴーストと魂の違いを人形使いに語らせることで意味があったのが、勝手に素子の過去を作りデータの入れ替えをすることで記憶操作という表現をしてるんだけど、そうじゃないんだよ!!

人が便利になる事に対して、どれだけの代償を支払い人の部分を捨てるのか?
そして捨ててから人としての葛藤があるんだ。

要所要所?
アニメの印象的なシーンをオマージュしてるんだが?
これは監督がアニメファンなのか?
それともサービスなのか?
わからんが、これがやりたいだけのシーンだった。

俺はアップルシード、ドミニオンくらいからの士郎さん読者だけど、士郎さんの面白さはコミカルなキャラクターと内面の深さ、当時新鮮だった身近な未来性会の社会的構築や、不便と便利にある紙一重の危険など、この人の描く漫画は本当によく考えられててワクワクするよ。

なんかがっかりしかない映画でしたよ。

先日の進撃の実写もだけど、あまりに酷いものは別の名前にしてくんないかな?
その映画が原作の汚点になるじゃん?

とか思った一作でしたよ。
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コメント

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