現在、ワタリウム美術館で開催されている、『Ryuichi Sakamoto|async』設置音楽展に行って来ました。
自分が音楽というものに興味を持ったのがYMOからでしたので、今までの人生で影響を受けた1人ですし、車の中で聴くIpodにも坂本龍一氏のアルバムなど含まれているので、とても興味深かったです。
実に8年ぶりとなるニューアルバム『async』の世界観を各フロアでじっくり味わえるものでした。
まず2Fは、『async - drowning』
このアルバムを創る際に影響を受けた書籍や楽譜の展示。
アンドレイ・タルコフスキー、自信も音楽を担当したシェルタリング・スカイなど目に付きました。
メインとなる『async』全曲視聴できる空間では、不協和音とも感じるような音楽と不思議な映像ですが、身体に染み入るような感じを受けました。
タルコフスキーの『ノスタルジア』という映画があるのですが、そのシーンが頭に浮かぶような曲もありました。
3Fは『async - volume』
『async』制作時に多くの時間を過ごした空間が映像となっていました。
シンプルでありながら、さまざまなインスピレーションを感じるものでした。
4Fは『async - first light』
『async』の楽曲を用いたビデオ・インスタレーションです。
スクリーンで映像を見る人々、海岸、交差点、眠る姿、これらの映像と楽曲を組み合わせたものでした。
展示は以上ですが、B1Fには『async』のレコード盤を視聴できたり、アルバム、グッズなどの販売もされていました。
ヒーリングミュージックのようなアルバムですが、BGMとしてではなく時間をかけてじっくりを聴き込んで良さがわかるという印象を受けました。
まさに「音のお風呂」でしたよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する