スタグフレーションが始まるのではないか

＜４月１日から７日までの間で、ヤフーが取り上げていた経済記事＞

破産状態の東芝は監査法人の承認が得られず、１兆円を超す資金が必要と言われ、清算が進まないと言う記事。

９万人の会員を抱えていた美容サロン、グロワール・プリエ東京が４９億円余りの負債を抱えて破産状態、という記事。

親子で、高級品か、量販かで努力した大塚家具が過去最悪の赤字になったと言う記事。

マイナス金利を背景に投資が増えたアパート建設では、昨年末にはアパートローン残高が２２兆円を超えた。アパートが供給過剰となって、家賃収入が暴落し、ローン破産が深刻化していると言う記事。

ゴルフのレッスンプロ１０００名以上が詐欺的な広告収入の話に載せられてクレジット契約をむすび破産状態になっていると言う記事。

バー、キャバレーなど飲食業が5年で約4000店消え、パチンコ店や雀荘、ゲームセンターなどが約１割減ったと言う記事。

格安ツァー会社・てるみクラブが１５１億円の負債を抱えて破産、関連企業や８万人を超える顧客が被害を受けていると言う記事。

ジーンズカジュアル衣料品店のライトオンは２０年来で初の２０億円の営業赤字になった。・・等。

年度変わりで表面化したモノだと思います。だが、コレは一企業の問題ではなく、業界全体を襲っているコトは間違いないでしょう。そして、こうした破産や赤字増大が経済を収縮させるコトも間違いないと思います。

今、日本の財政や経済は量的緩和策（お金の刷り増し）だけが支えているように見えます。既に安倍政権になってから、マネタリーベース（通貨量）は約４倍に増えています。経済収縮とインフレが同時進行する「スタグフレーション」の表面化は近い気がしています。