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2017年04月05日23:58

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九州中国独り旅四日目 九州都市間連絡特急の旅

5時15分、起床。
連日の遅寝早起きに、そろそろ体が悲鳴を上げるかも知れない。
泊まったホテルは、何やら外から列車の音がすると思っていたが、窓からみたら、鹿児島中央のホームが真下に見えた。
鹿児島中央駅に着き、5時59分発の宮崎行きの特急「きりしま2号」に乗車する。
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車輛は787系で、2号車9番B席に陣取る。787系も、22年振りの乗車。
かつて乗車した時は博多発西鹿児島行き「つばめ」や、博多発南宮崎行き「にちりんシーガイア」
ビュッフェも連結された編成で、長時間の乗車を楽しんだものだった。
それが、今では僅か4輛編成。
勿論、ビュッフェも既に存在しない。

まだ夜も明けきらない5時59分、鹿児島中央を発車。
薄暗い鹿児島市内は交通量も殆ど無く、人も街もまだ眠っている。
この、まだ明けきらない夜の雰囲気を残したまま、始発列車に乗るのは好きだ。
何となく夜行列車の延長と云う気がする。
昔、「ドリームつばめ」「ドリームにちりん」で乗車した時の事を思い出す。
鹿児島を出ると錦江湾沿いを走る。
目の前に、朝靄の掛かった桜島がそびえている。
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朝靄が、何となく噴煙のようにも見える。
加治木で普通列車と交換。
ロングシートの415系普通川内行き。
朝の6時台でラッシュには早いのかも知れないが、立ち客はいない。
隼人から先は錦江湾を離れ大隅半島の根元を縦断する。
夜の気配も消え失せ、朝の営みが始まる。
天気は良く無く鈍よりと曇っている。
国分からは、30年前は垂水、鹿屋を経て志布志へ向かう大隅線が走っていた。
国分から道床の跡らしき物が見えたが、すぐに道路に書き消された。
国分を出ると本格的に大隅半島を縦断する。
上り勾配が激しくなり、カーブが続く。
みるみる速度が落ちて行く。
ここから先、宮崎まではかなり線形が悪く、流石の787系でも速度は出せない。
まるでローカル線のローカル急行だ。

ようやく、西都城が近づいて来て、大分と都会に見える。
高架が途中で鄭切れた側線があり、西都城から大隅半島を縦断し、志布志へと向かう志布志線の跡だと知れた。
都城を過ぎ、再び山岳路線。
急勾配を喘ぎながら走る。
成長した木々の枝葉が車体に当たっている。
楠ヶ丘信号所では交換待ち。
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人跡未踏の信号所で、鹿などが出てもおかしくなさそうな、そんな深い山である。
駅間が長いから、信号所も多い。
しかし、ここを乗りきれば南宮崎。
大淀川を渡れば終点の宮崎。

停車していた713系の普通南宮崎行き。
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車内が有り得ない位に豪華で、特急用のリクライニングシートになっている。
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次は8時32分発の特急「ひゅうが7号」宮崎空港行き。
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車輛は787系で、宮崎から宮崎空港までは特急券は不要との事。
南宮崎から日南線に入り一駅。
田吉から宮崎空港線に入る。
僅か1.3キロメートル。
国鉄時代に一番短い路線だった小松島線の1.6キロメートルよりも短い路線である。
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これでJR九州の全路線を完乗。

宮崎空港では30分程待ち時間がある。
折角なので、宮崎空港の土産物屋を覗いてみた。
朝食にサンドイッチを購入。
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9時25分発の特急「にちりん8号」に乗車。
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またもや787系で、1号車9番A席に着席した。
宮崎から鉄道警察が1名、乗車。
佐伯まで乗車すると云う。
宮崎を出て蓮ヶ池だったか「ななつ星」が交換待ちで停車していた。
「ななつ星」を見たのは初めてである。
高鍋から、日向灘に沿って走る。
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小丸川の河口が砂州の様に砂が溜まり、潟湖の様にも見える。
余り天気は良く無いが、矢張り海が見えると気持ちが良い。
昔、「にちりんシーガイア」で乗車した時など、ビュッフェで「つばめワイン」を呑みながら何処までも着いて来る日向灘を眺めていたものだった。

都濃で、単線の新幹線の様な高架が現れる。
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これはリニアモーターカーの宮崎実験線の跡。
美々津付近まで続いている。
その美々津を過ぎると大友と島津の決戦で名高い耳川を渡り南日向。
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そして、塩見川を渡り日向市に到着する。
日向市を出ると、土々呂など変わった駅名の駅がある。
地名が土々呂、なのである。
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日向灘に沿って走り大瀬川、五ヶ瀬川を渡ると延岡。
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鉄道警察が一人増えた。
JR 貨物のED 76型交流電気機関車が留まっていた。
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延岡から五ヶ瀬川の支流である北川沿いを走り、日向灘から離れる。
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分水嶺を越える山岳路線で、急勾配と急勾配が続き列車の速度が落ちる。
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そして、秘境駅とも云える宗太郎を通過すると、五ヶ瀬川水系から番匠川水系に入る。
重岡を過ぎると番匠川の支流である久留須川沿いを走る。
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段々と開けて来て、九州屈指の清流として知られる番匠川の本流を渡る。
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この番匠川の源流は小半鍾乳洞(おながらしょうにゅうどう)だと云う。
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番匠川の河口に発展した町が、佐伯。

佐伯からは、リアス式海岸の続く佐伯湾や臼杵湾に沿って走る。
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なので海が見えたかと思えば山になりトンネルに入る。
目まぐるしく景色が変化し、目を離せない。
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そして別府湾が見えて来ると、終点の大分に到着した。
22年振りの大分は、高架駅になっており、かつての面影は全く無い。
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12時45分発のソニック32号博多行きに乗り換える。
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883系の「青いソニック」で、6号車12番A席に乗車。
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別府湾を10分程走るとすぐに別府。
次は13時13分発の久大本線経由の特急「ゆふ4号」
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車輛はキハ185系で、国鉄最後の特急型の新形式。
四国向けに生産されたが、2000系の登場で余剰となり、九州へやって来た。
30分程時間があるので、4号車1番D席を陣取ってから、構内を散策した。
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昼飯も買わねばならないので、軽めに「吉野鶏めし」のお握りを購入。
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吉野鶏めしは、別府の吉野地区で、人の集う時には欠かせない食事だったと云う。
「ゆふ」は定刻に発車。
別府湾に沿って大分へ。
大分から久大本線に入る。
久大本線も22年振りの乗車。

久大本線は水分峠を越えて九州を縦断する路線。
東側は大分川水系、西側は筑後川水系で、支流の玖珠川に沿って線路が引かれている。
それでも、日豊本線の宗太郎越えの様な凄まじい山越えと云う訳でも無い。
なだらかな丘陵地帯と云う様な中を走る。
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湯平で列車交換。
特急である「ゆふ」が対向の普通の到着を待つ。
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由布岳が見えて来ると、直に湯布院に到着する。
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温泉で有名なだけあって、湯布院のホームには足湯があった。
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湯布院からは、かなりの乗車がある。
しかし、殆どが指定席で自由席はさほど増えない。
次の野矢でも列車交換の運転停車。
別府行きの特急「ゆふ」が通過していく。
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恵良の手前では宮原線の跡が残っていた。
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構内にも側線の跡がある。
そして、豊後森が近付き、近代化産業遺産に認定された扇形の豊後森機関庫が見えた。
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豊後森からも乗車が結構ある。
キハ125系の普通列車を待ち、発車。
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豊後森から少し行くと山あいに温泉の湧く天ヶ瀬に着く。
この辺りの温泉街の独特な雰囲気に一度泊まりたくなる。
日田でも列車交換。
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久大本線の要所であり、日田彦山線の列車も来るから賑やかである。
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日田から、日田彦山線との分岐である夜明を過ぎると、久留米が近くなり辺りが拓けて来る。
うきはで「ゆふいんの森」と交換。
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「ゆふいんの森」も初めて実物を見たが、矢張り戦前のドイツの気動車に見える。
久留米から鹿児島本線に入る。
定刻の16時33分、博多に到着。
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16時57分発のソニック41号は、885系を使用した「白いソニック」
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車内はかなり込み合っているが、30分並んだので4号車9番A席を取る事が出来た。
定刻に発車し、鹿児島本線を飛ばす。
折尾に停車したが、かなり雰囲気が変わっていた。
小倉で進行方向が変わり日豊本線へと入る。
しかし、小倉の発車が5分程遅れた。
885系は日豊本線に入っても快調に飛ばす。
行橋、中津と停車し、国東半島の付け根を縦断する頃にはどっぷりと日が呉れた。
別府を過ぎ、大分には4分遅れの19時6分に到着。
次とその次のソニックが何れも「白いソニック」なので、20時12分発のソニック60号まで一時間、待機。
その間に、晩飯やSDカード等を調達する。
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大分駅にはちょくちょく、415系がやって来る。
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そして、いよいよ883系「青いソニック」が到着。
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7号車9番D席を取った。
小倉には21時37分到着。
ダブル415系とか、そろそろレアになりそうな合わせがあった。
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22時5分の415系普通の下関行きに乗車。
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門司で交流から直流へと切り替える。
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日本で最初の海底トンネルである、関門トンネルを抜け、22時23分下関に到着した。
駅の列車案内が故障しているらしく、列車はダイヤ通りに動いているとの案内放送がしきりにされている。
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印刷の案内を貼り付けているのが珍しい。
確かに、ダイヤが乱れていると誤解されかねない。
下関で下車するのも2002年にモハ42に乗りに行って以来。
構内の雰囲気も大分と変わった。
この時には構内にある居酒屋で、下関の名物をたらふく頂いたのだが。
その頃の面影は無かった。

今日の宿は、東横イン下関海峡ゆめタワー。
駅から少し距離がある。
フロントはかなり狭い。
205号室にチェックイン。
無事に九州での予定を終了した。
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