ムーンライト

昨日は「ムーンライト」を見てきました

http://moonlight-movie.jp/
奥の深い映画だったよ。
ララランドは楽しかったけれども、話がちょっと単純。
ゲイの話がアカデミー作品賞を取ったのは、初めてだそうです。
何年か前、ブロークバックマウンテンと言う映画があって、それも
ゲイの話だったのですが、それはアカデミー賞を取れなかったの。

一人の黒人男性の物語。
少年期、思春期、青年期という３つの時代を通して、黒人男性が
成長していく様を描いています。
だけど、私にとったら想像するのが難しい。
日本でも１０人に一人の小学生が貧困層なのだそうですが、なか
なか目には見えません。
だけど、アメリカの場合、黒人でシングルマザーで・・・となると、
あからさまに貧困なんですよね。住んでいる場所でも、きっと、
凄い格差があるのでしょう。
そういう底の方にいる子供が、自分がゲイかも？と自覚しながら
成長していくのって、想像を絶するくらいに大変な事。
しかも、自分の母親はシングルマザーって事だけじゃなく、麻薬
常習者ときている。
最低最悪の中にいながらも、彼の心の中には小さな希望がある。
その希望の光がどうなっていくか？って事が、この物語のきもなの
かも知れないね。

主人公のシャロンが、いつも伏し目がちなの。
その癖が、青年期になっても治らない。
３人、成長に応じて役者さんは変わるのですが、彼がシャロンだ！
って事が分かるのは、この伏し目がちな癖が治らないせいかも知れ
ないね。
いい映画だったよ〜。
だけど、アカデミー作品賞をとるほどの映画だったかな？と思えて
しまうのは、私の理解力の足らなさかねぇ・・・。