mixiユーザー(id:16600073)

2017年04月03日11:53

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鉄血のオルフェンズの雑感・10

セブンスターズ解体。まぁイオク様さえ生きていれば、ボードウィン家の分と合わせて、ラスタル陣営だけで半数を確保できるのだから、わざわざ解体する必要はなかったのかもしれない。

しかしイオク様は頓死、これで存命しているイズナリオ・ファリドが うっかり復権してしまったら、守旧派に票数で逆転されてしまう。一刻も早く改革を示して、一般将兵のガス抜きしたいラスタルにしてみれば、もはや解体するしかなかっただろう。

と考えると、昭宏がセブンスターズの息の根を止めたことになるわけで、それは確かに良い土産話ができたなと。

火星支部の縮小と それに伴う火星の独立達成。火星に恩を売ったという見方もできるけれど、長らくマクギリスの影響下にあった火星支部、本部長代理こそラスタル陣営に寝返ったものの、一般将兵の中にはマクギリスのシンパは少なからずいたはず。マクギリス派への対策という側面はあるだろうと。

「鉄火団と繋がっていたクーデリアが火星の元首ってどうよ」みたいな話もあるけれど、逆にクーデリアだからこそ鉄火団の残党を抑えられるという計算はあるだろうと。まぁノブリスの最期を見る限り、完全に抑え込めているとは言い難いようだが。

バルバトスの首を挙げたジュリエッタ。ラスタルがオルガの降伏を拒否したのは、鉄火団そのものを生贄にするというよりも、災厄戦でのギャラルホルンの象徴であるガンダムを生贄にすることで、新生ギャラルホルンを権威づけるということだったのだろうし、ジュリエッタはその期待に応えたということだろう。

マクギリス決起の際、ラスタルは「改革を叫ぶのであれば バエルの権威をつかうのではなく むしろ否定するべきだった」みたいなこと言っていたけれど、それを実践してみせたと言えるだろうか。

まぁ「だったらバエルの首を取れよ」という話もあるのだけれども、ガエリオとの関係を維持するには、ガエリオとマクギリスとの対決を邪魔できない。キマリスでバエルを討っても、ガンダムがガンダムを討ったことになって、象徴性に欠ける。そして、長らく崇拝の対象になってきたバエルの首を取ったりすれば、ギャラルホルン内からの反発は避けられない。バエル以外の生贄が必要だったし、そうなると やはり鉄火団ということになるだろう。

手放しのハッピーエンドではないけれど、そこそこキレイにまとまっていて それなりに希望の持てる最終回。ネットではひどく叩かれているけれど、私は「有り」だと思う。

…いや、あくまで最終回が「有り」なだけで、「MAの捨てキャラ化」とか「マクギリスの脳筋化」とか、途中の展開に関しては言いたいことは山ほどあるけれど。もうちょっと上手くやれなかったものかなと。

それはそれとして、バルバトスの首が討たれた直後に、「バルバトス・ルプスレクス、バエル 今なら特製台座貰える」のCMが流れたのには苦笑した。負けたガンダム2体並べてのキャンペーンとか、前代未聞だろうと。
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