ななめから見てみる

■返済不要の給付型奨学金、６月にも支給開始　改正法成立
(朝日新聞デジタル - 03月31日 21:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4506236

まず、なぜ大学に行くのかを考えさせる方がいいよ。
現状、大学を受ける理由は、みんなが行くから、まだ就職したくないから、とりあえず将来を先延ばししたいから・・・そんな程度のことが多いじゃないかな？

もし、高等教育を受けて、良い就職先を確保したいというのが理由ならば、借金もありだろう。
だって、目的は良い就職先なわけで、当然、借金を返済できるだけの仕事を得ることができる。

そもそも、大学へ行く価値というのがどこにあるのか？
就職予備校的な面が強い。
借金する価値があるから大学に行くんだったら、別に給付型なんて不要だ。
せめて利子なしで十分だろう。

でも、見ていたら、そうじゃない。
行く価値もない大学に補助なんていらないだろう、と。
そして、行く価値のある大学に通う学生にこの補助を適用したらどうだろうか？
価値のある大学とは、卒業後にしっかりと進路先を決めてくれるところである。

まぁ、そういう条件を付けても解決しないがな・・・なぜなら、補助を受けられるような価値のある大学に行く学生は就職後にその借金を返済できる能力があるからな。


この奨学金問題で一番得するのは誰か？
簡単です。
大学関係者です。学生ではない。

そして、大学関係者とは、大学職員・大学受験本を出版する業界・塾・予備校だ。
この連中が儲かるだけの仕組みにしか思えない。

大学進学を煽って、教育関連で金を落としてもらう。
これが大事なわけだ。
まぁ、商売だから、悪いとは言わない。
受験生人数を増やすためにいろいろと手を回している努力は認めるべきだからね。


・・・と、こんな穿った見方しかできねぇな。