「ヒストリエ」
有名なマケドニアの王、アレクサンドロスに仕えたエウメネスが主役の作品。
戦争・政治ものとしても面白いが、人物象の掘り下げ方が秀逸。
凄惨な過去を持ちながらもその知力でひょうひょうと生き抜く姿が良い。
AAの元ネタとしても是非ご覧になって欲しいところw
「アド・アストラ ―スキピオとハンニバル―」
ローマとカルタゴの戦いを描いた作品。
ヒストリエに比べて「人」よりも「政治と戦争」に重点がおかれた作品。
「ナポレオン」
表題の通りですw 実在した天才の物語だけに愉快痛快。
フランス革命前後のドロドロから成りあがって行く「獅子の時代」編からはじまり、敵だらけの欧州を暴れまわる「覇道進撃」編へと副題が変わります。
作画は少々粗削りで、描き分け等々に難はあります。
しかし、豪快だけどちょっと小物っぽい一面を見せるナポレオンは勿論、多彩で愉快な副官たちの魅力は秀逸です。
「軍靴のバルツァー」
こちらだけは架空のお話ですが、技術水準的にはナポレオンよりも1つ先の設定。
こちらはまだ「戦争」よりも「政治」と「戦闘」を重点的に描いた作品。
マスケット主体からライフルへと時代が移って行くなか、密集陣の崩壊や騎兵の衰退など戦闘が変容していく様子を体験できるところが魅力。
歴史や戦争ものが好きな人にはお勧めできる作品です。
特に最初の2作は時代が重なっていることもありますので、ご一緒に如何でしょう。
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