mixiユーザー(id:25251822)

2017年03月27日14:11

367 view

小説「一年前の君に、一年後の君と。」相原あきら

フォト

あらすじ

大切な彼女を事故で亡くし、絶望する臨終心理士の浅賀。
ある日、彼のもとに「一年後の君と」という件名で紅葉の写真付きメールが届く。それは一年前の日付からだった。
もしかしたら死んだ彼女からのメールではと考える浅賀だが、メールの差出人は「ark(アルケー)」と名乗る入院中の女子高生だった。
そんな見知らぬ少女と不思議なやり取りをすることになった浅賀は、少女の明るさに傷ついた心が少しずつ癒されていく。だが、ある日、真実を知る日がやってきて・・・・・。

愛する人を失ったその絶望は余りにも深いだろう。
余りに深くどうやって生きていこうかさえ、諦めてしまう。
そんな浅賀にメールが届く。
メールのやり取りをしているうちに「生きる」希望を取り戻してゆくのだ。
誰かと接するという事がこんなにも大事なことはあるまい。
絶望から希望へ、停滞から再生へーー。
この作者はきちんと確りとした作品を書くんだな、と思った。
中々の良作なので、お薦め。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する