編隊少女　その４

前回その３ではそのゲーム性を持ち上げステマみたいになりましたが、やはり課金ゲームの危うさについてもちゃんと書いておきたいと思います。

まず、課金額について。いろいろ細かい仕様説明が必要なんですがそれをすっ飛ばしましてズバリ。

基本、一回、300円。
そして一回につき、★5の最高ランクのレアキャラが出る確率は、2.5%。

つまり、★5キャラ一体についての課金額の目安は、300円÷0.025で1万2千円です。300円で40回くじを引いてやっと一人出るという計算。け、結構なお値段ですな。

で、物は試しにと3000円ワンセットの10回を回してみました。期待値は1/4。やっぱり★5キャラは出ません。

ただ、これは言い訳でも何でもなくって「これぐらい楽しめ、今後しばらくサービスが続いて遊べると言うその対価に3000円は妥当かな」と言う自分でこのゲームに付けた金額、と言うスタンスです。そこでくじを引いてみて、当たったらラッキー、程度に考えました。

しかし、ここでそう割り切って以降ガチャを回さないでいられる心理状態を保つって意外に難しいかもしれません。次は出るかもの気持ちは誰だって持ちますし、この能力のパイロットがいれば戦闘も楽になる！と思うのは当然。

そこで更なる盲点があるのです。

ゲームの説明画面で公開されている提供割合が前述のとおり★5は2.5%。ところが★5キャラは10人いるんです。それもランダムでして、★5の10人の中のこの子が欲しいとなるとその確率は、2.5%のさらに1/10、0.25%となる。これを金額に直すと…12万円！

そろそろ引いてきたでしょうｗ。
私も計算して、引いたｗ。

12万て、ちょっとやそっとで使う額じゃないぞ。任天堂Switch3台買えるぞｗ。

そら、年収数千万もあれば別にいい。しがないサラリーマン、駆け出しのフリーランス、自営でやっているお店の売り上げをもう数万伸ばすにもかなりの苦労が伴う。普通、ぽんと出せる金額ではない。

それがただのおみくじデータ更新の更新料に設定されている金額です。

ここを客観的に、このゲームの対価に12万はアリかナシか、と考えることができれば、それを払うのもその人の価値観だから別に文句はない。

それに気づかずに「出てくるかも」という期待だけが先走ってその対価が12万円と見えないまま漠然とガチャを回すのが怖いのですよ。更に詳しい仕様は省略しますがその特定キャラクターを本気で強化するとなると、理論上、60万〜120万かかる。あくまで理論上の話ですが。

このゲーム、そう言う面で各ゲーム評サイトでは軒並み最低評価どころか『悪質』のレッテルを張られてクソミソなコメントが並び、当局は何故このゲームと運営会社を放置しているんだとまで言われています。

さてさて。
しかし、だ。

そんな、無課金でも実は結構イケるもんなんだ。それを次回書いてみようと思います。