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2017年03月16日15:24

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大学で始めたアルバイト

■アルバイト探しで重視するのは?男性は給料だが女性は…
(OVO [オーヴォ] - 03月16日 12:52)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=201&from=diary&id=4480550



馬術部に入ったから、やたらお金がかかりました。

夏休み・冬休みのバイト代はそっくり召し上げられることになっていました。

1年生の夏休みで、阪急のお中元配送センターでバイトしましたが、

当時の学生バイトの日給がなんと8時間働いて1400円!

アホらしくなって1週間で辞めました。

1週間分のバイト代を持っていったら、先輩から怒られました。

次にやったのが、オヤジから話のあった家庭教師。

明星高校のアホボンの英語を見ました。

難波の隨園という中華料理屋の倅で、もちろん英語はからっきし。

月額2万円、しかもオカンが席次を一つ上げるたびに3000円の追加というから

これは頑張りました。

ドンケツに近い席次でしたから、10番、20番上げるのくらい朝飯前、

相当な実入りになりました。
 
 
その次に2年生から始めたのが、翻訳のバイト(というよりビジネス)。

驚いたことに英文科の学生でも、教養英語が訳せない。

これを知って、「これは金儲けになる」と踏みました。

まず、各学部の友だちから去年習った教科書を貰い読んでみると、

これが高校3年生に毛が生えたぐらいのレベル。

一晩徹夜したら一冊読めました。

ちゃんとした日本語に翻訳するのに2晩。

こんな英語が読めない学生が、当時は山のようにいたのです。

これを利用しない手はありません。
 
 
当時は今みたいな機械もなく、ガリ版原紙を輪転機で回す印刷法。

文学部自治会からガリ版と鉄筆と修正液を借りて、

クラスの女子を3人雇ってガリ版切り、1枚700円。

一人当たり1週間で30〜40枚のガリを切りましたから、

彼女たちの手取りは21000円〜28000円の実入りになる予定。

但し訳本が売れた時点で支払するという約束だからそれまではタダ働き。

5月の連休明けに製本して1冊500円で売り出したら1000部余りの売り上げ。

うちの大学は2万人ほどの学生がいましたから、2000部売れると思っていました。

予想外に少なかったですが、それでも50数万円が手元に残りました。
 
 
さぁ、こうなったら雇った女子が黙っていません。

彼女たちは足元を見て、手間賃を1000円にしろと迫ってきました。

来年のこともあるし、思い切って倍の1400円にしたら大喜び。
 
 
後期試験の前後から、彼女たちが僕の家に泊まり込んでいるのを見て、

怪しからんことをしているのではないかと疑う奴らもいましたが、

非合法な金儲けがバレないよう、彼女たちには緘口令を敷きました。

しかし当時は学生運動が熾烈な時代だったからか、

学生課も僕たちのビジネスにまで目が届かなかったのでしょう、長閑な時代でした。

また彼女たちも見す見す美味しい金儲けを棒に振るようなことはしませんでした。

バイト代を払った後でも手元には相当のお金が残りましたから、

学費も生活費もこれで楽々ペイしました。

親には一切金の面倒はかけず、親孝行な息子だったわけです。

おかげで、家庭教師と年1回の訳本の儲けで、

学生時代の僕はお金に困るようなことは全くありませんでした。
 
 


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