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2017年03月16日07:30

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心理職の日記

自分の中の劣等感を克服するための3つの取り組み
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=4479312

いや、別に↑この記事は単に丁度良いタイトルだったので引用しただけなのですが・・・

消防団の後輩Nさんから相談を受けたのですが、
その内容の一部に私が関わってしまっていたのでした。

それは私が消防団の新人さん3名を集めて懇親会を開いた時に
件の後輩Nさんも一緒に呼んだのです。

私としては行動的だし考え方もしっかりしているので、
是非後輩Nさんが良き先輩として新人と知り合って欲しかったのですが、
新人3名がそれぞれ
  「大手広告代理店から独立して広告代理店を営んでいる」
  「映像制作会社を起こしてプロデューサーとなっている」
  「司法試験に合格して弁護士をしている」
だったので、
  「この3名全てが人生の成功者に見えてしまい自分は劣等者」
と感じてしまったとのことでした。

Nさん自身は大学を卒業(本人談)してから就職をしたものの
私が知る限りでは昨年だけで4つくらいの仕事を転々としているのです。
  「機械式駐車場の保守要員」・・・ペーパードライバーで都内の運転が辛い
  「建設現場での交通誘導の警備員」・・・現場が完了したら何となく契約を切られた
  「ゲームソフトのバグ探し」・・・単調な作業が辛かったのかな?
  「近所の会館で皿洗い」・・・立ち仕事で大変だったのかな?
そして今では
  「近所の洋菓子店で発送作業と事務」
に勤しんでいます。

しかし、この洋菓子店への就職は中学の同級生を頼ってのこと。
その同級生からメールで提示された条件では
  「3か月の試用期間の後に正社員雇用」
のはずが店員から
  「君は他の人よりも作業が遅いから、あと3か月試用期間を延長」
と言われ、それに耐えているうちに
今度は次期経営者と目される経営者の次女(Nさんの同級生は長女)から
  「正社員雇用の予定は無い」
と言われたとのこと。
それでも
  「自宅の近所で働けるので今の仕事で構わない」
そうなのです。

確かに一つの仕事に長く関わることは立派かも知れませんが
だからと言って様々な仕事を転々としていることを卑下していては
今更ですがこの職歴では立ち直るチャンスなんてありません。

私の経験では、この様に
  「周囲が良く見えてしまい自身は劣等感に苛まれる」
のは、心に不調を来しているサインの一つです。

だからと言って、この後輩Nさんが良い仕事にありつけることは無いでしょうから
彼自身の気持ちを切り替える他に救われる道はありません。

では、どの様に気持ちを切り替えるかは人それぞれかも知れませんが
比較的簡単なのは
  「何かに熱中して気持ちをそちらに向けて自身の劣等感を見ない様にする」
ことでしょう。

後輩Nさんは真面目に消防団活動を行うので、そこを取っ掛かりにしようと
近々に開始される操法大会に向けての訓練に取り組ませようと思いましたが
操法で指揮者も経験した彼から出た言葉が
  「仕事で体力を消耗するので操法の訓練は辛い」
  「操法の訓練をすると翌日の仕事が辛い」
  「操法の訓練で汚れた活動服を洗濯するのがひと仕事」
  「操法訓練の手伝いなら出来る時はする」
と今まででは聞かれなかった消極的な意見ばかりでした。

難しい一面も持っている後輩Nさんですが
彼の消防団員の面しか知らないので現時点ではこれ以上救いの手を差し伸べられません。
こんな状態なので、産業カウンセラー兼キャリアコンサルタントの私も
挫折感を味わうと言う二次災害に巻き込まれてしまいました。
  「うーん、やっぱり社内カウンセラーと違い、外の人を相手にするのは難しいです」
とは言っても既に社外に飛び出してしまった私なので、
これから先も外の人を相手にするしかないのでしょうから、
  「精進あるのみ」
なのです。
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