トルコとオランダが若干キナ臭くなってる話について

トルコ大統領、閣僚入国拒否のオランダに「報いを受ける」 と警告
http://www.afpbb.com/articles/-/3121119

トルコ外相の入国拒否　エルドアン大統領の「オランダはファシスト」発言で対立激化
http://www.sankei.com/world/news/170312/wor1703120008-n1.html

【オランダのマルク・ルッテ首相とは、どんな人物か？】

マルク・ルッテ首相と言えばバリバリの保守です。
移民達がオランダ国内（オランダに限らないが）で社会福祉にタダ乗りし、性犯罪を起こし、義務を果たらず権利だけ主張して大問題になっている事に対して。
「Act normal, or go away!!（普通に振る舞え。イヤならこの国から出て行け！）」
と言い切った首相です。

【オランダの言い分は当然の主張をしているだけ】

記事を見る限りでは、エルドアン大統領がオランダの憲法改正を支持し、ルッテ首相は改正反対と言う事かなと推測します。

トルコの主要閣僚が次々にオランダに行き、「憲法改正に賛成の投票を入れろー！」って活動してたんでしょ？
それって、内政干渉って言わない？
オランダが怒るの当たり前じゃないですか。

オランダは、オランダ人の国。
オランダの憲法は、オランダ人のもの。
憲法は、国の根幹を成すもの。
それを同盟国だからって「ウチに都合のいいように変えろ」と言う話は、幾ら何でもあんまりじゃないですかね。

【トルコの言い分も分からないでもないけど、許容される事ではない】

確かにトルコは、シリア内戦初期の頃から大勢の難民を受け入れており、早い段階から100万人を突破していたはず。
EU諸国に対して「お前ら裕福なんだから、もっと受け入れろよ。トルコにばかり押し付けるなよ」と言うのも、分からないでもない。
トルコと言えば日本との関係は良好ですし、ロシアに踏みにじられてる事で同情も出来ます。

しかし、それはそれ、これはこれ。
これはオランダの言い分の方が正しいでしょう・・・ルッテ首相は、自国の国民を守ろうとしてるだけですよ。
それを、「ナチスのようだ」とは幾ら何でも暴言が過ぎる。
何でもかんでもナチスナチスって言えば通用すると思ってるなら、大間違い。