先日札幌から届いた荷物の中に、古いSFマガジンが数冊ありました。
結構手に入れるのが大変だったものなので、無事と分かって安心しました。
ハヤカワSF文庫で発売されていた「ミルキーピア物語」シリーズですが、その後SFマガジン本誌および増刊号に掲載されたものの、結局書籍としては発売されなかったエピソードが3作ありました。
文庫本は買っていてもSFマガジンまでは見てなかったので当時そんなことになっているとは知らず、後になってからバックナンバーを頑張って見つけて集めたものです。
学生の頃は小説を色々読んでて、ミルキーピアは本屋へ行くたび何か気になってた本でした。ジャンルとしてはコンピューターの世界に意識ごと入り込んでネットワーク上のトラブルを解決するという電脳・探偵・人工知能もの。
古今、様々な形で取り上げられるテーマですが、サラリーマンの冴えないおじさんが仕事として事に当たるというシチュエーションは珍しいかも。
パソコン通信の時代に発表されたものなので、当時の知識は多少必要かもしれませんが、そのへんに興味があればより楽しめる内容です。
ミルキーピアの面々は、その後の別シリーズでも出演しててそちらは読了済みなのですが、改めて調べてみると2008年、2009年に新シリーズがSFJAPANに掲載されていたとのこと。
上記の未単行本化エピソードも含め、現在はシリーズ全作品をKindleで入手可能なようですが、新シリーズの方はまだ発売されていない様子。
これはなんとか入手して読まなければ…まぁ、今は古本もネット上で検索すればたいていのものは簡単に手に入りますから、いい時代になったものです。
一緒に届いた荷物の中には「@テンション」も。
こちらもネットワーク世界を舞台にした漫画です。体裁としては少女漫画ですが、作者さんが好きな題材のようで巻末にはお勧めの同ジャンルの小説も紹介してあったり。海外小説で、かなりコアなラインナップです。
好きな漫画家さんながら最近名前を見かけないなぁと思っていたら、手術とかなんとかいろいろあったようで。
またこういうSF系とか特撮系の作品を読ませてもらいたいなぁ。
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