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2017年03月04日23:06

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ブレイブルーで日本の国家権力と三権分立について講義

ジン「と言うわけで、この僕が、貴様等に『日本の権力』と『日本の三権分立』について教えてやる事になった」
ツバキ「素敵です、ジン兄様♪」
マコト「うぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?何!?何なの!?何がどうしていきなりそうなってるの!?」
ノエル「お、落ち着いてマコト!」
マイ「わ、私も、何が何だか……!」
カジュン「もう、皆さん仕方ありませんわねぇ。要するに、こういう事ですのよ。
『そー言えばひぐらしで憲法をやるつもりだったのを思い出したけど、ひぐらし飽きたし冷めたからブレイブルーでやる。
取り敢えずリミックスハート組でやってみるけど、講師役や物事の進め方の段取りは全く決めてない。
つい先日、三権分立について少し語ったから、この際ブレイブルーで憲法や労基法などやる場合を考えて、練習代わりにやってみよっかな』

ってことですわ」

マイ「カジュン!?それ、絶対、カジュンの意思で言ってる台詞じゃないよね!?」
カジュン「何の事ですの?私には分かりませんの♪」
ジン「ええい、話が進まん!とにかく、まずはご挨拶だ!」

〜〜〜ご挨拶〜〜〜

ノエル「えーと、当日記をお読み頂いてありがとうございます!
カジュンちゃんが申し上げた趣旨の下、本日は『日本の三権分立』について、講義をしてみる事にします!
講師役は……」
ジン「ジン=キサラギ少佐だ」

ノエル「生徒役は……」
マコト「マコト=ナナヤだよ!」
ツバキ「ツバキ=ヤヨイです」
マイ「私はマイ=ナツメ!」
カジュン「カジュン=ファイコットですの」
ノエル「そして、私、ノエル=ヴァーミリオンで、お送りします!!」
一同「わ〜〜〜〜」




ジン「では、講義に入る。と言っても、これは中学生の社会科レベルの話だからな。
理解出来なかったら、貴様等は統制機構の衛士として赤点補習レベルだと思え。
その時は、僕が特別にマンツーマンで特訓してやる」
ノエル「が、頑張ります……キサラギ少佐とマンツーマンなんて、考えただけでも胃に穴が空きそうですし……」
ジン「何か言ったか?」
ノエル「い、いえ!何も!」
ツバキ「大丈夫よ、ノエル。分からなかったら、私が教えてあげるから」
ノエル「うぅ、ツバキ〜〜;;」

■そもそも三権分立って何?

ジン「まず、そもそも三権分立とは何のことだ。ナナヤ少尉、言ってみろ」
マコト「大きいケーキを三つに分けて、私とツバキとノエルで仲良く食べる事!」
ジン「馬鹿が……」
マイ「剣しか通じない塔と魔法しか通じない塔があり、二つの塔のスイッチを同時に押さないと爆発すること!」
ジン「それはFF5だ!フレアとホーリーだ!
しかも、残り一つの権力はどうした!メテオだとでも言わせたいのか!?
……これで本当に話が進むのか、不安になってきた」
カジュン「権力を一つに集中させると暴走してしまうから、三つに分けてお互いに抑制し合うことで国民の権利や自由、しいては人権を守るという概念ですわ」
ジン「正解だ、ファイコット。更に言えば、フランスの思想家であるモンテスキューが『法の精神』において唱えたものだ」

■三つの権力とは?

ジン「では、日本の三権について説明する。
日本の三権は、『国会(立法府)』『内閣(行政府)』『裁判所(司法府)』の三つで成り立っている。ここは分かるな?」
ツバキ「はい」
ジン「国会は、法律を作る。内閣は、法律に基づき政治を行う。部下である行政は、それに従って国の仕事をする。司法は、法律に基づいて裁判を行う。
そう言う風に、三つの権力が分かれている」

■三つの権力と国民の関係

ジン「日本は民主主義国家であり、主権は国民にあるとされているが、国民はどうやってこの三つの権力に対して携わっている?」
マコト「力ずくで!」
ジン「バカか貴様は!」
マイ「えっと……選挙ですか?」
ジン「国会に対しては、ナツメの答えで正解だ。では、内閣と裁判所に対しては?」
ノエル「世論と、最高裁判所裁判官の国民審査です」
ジン「ほう、中々やるな、ヴァーミリオン少尉。
その通りだ。国民は、世論を通じて内閣に関わる。世論とは、世の中の様々な問題に対する意見の事だ。
又、内閣の頂点である内閣総理大臣は、国民が選挙で選んだ国会議員の中から抜擢される。
そして、内閣総理大臣が、各大臣を指名する。
選挙を通じて、国民は国会や内閣に影響を与えているわけだ」
カジュン「もし、内閣があまりに変な事をしたら、総理大臣が所属している政党は次の選挙で負けるかもしれないから、世論を無碍には出来ないという事ですわね」
ジン「そうだ。現に、震災に対してクズのような対応をし、情報を隠蔽した民主党・菅政権は、それで倒れた。これは高校生の教科書にも載っている」
ツバキ「とはいえ、あの時は選挙ではなく、党内で引きずりおろされたのよね」
ジン「そうだな。
次に、最高裁判所裁判官の国民審査とは、衆議院総選挙の時に行われる。
詳しい制度内容については長くなるので割愛するが、いわば国民が最高裁判所の裁判官を罷免するか続投させるか決めることが出来る制度だ。
……最も、諸々の事情があり、この制度はほぼ形骸化しているようなものだがな」

■三つの権力の、相互の干渉内容

ジン「次は、お互いの権力がどういう風にお互いを抑制し合っているのかを説明する。
そうだな……おい、三人娘。
貴様等が、それぞれ分担して解説してみろ」
マイ「まさかの丸投げ!?」
カジュン「わたくしとマイじゃなくて良かったですわ」

〜〜〜国会vs内閣編〜〜〜

ノエル「まず、国会と内閣の関係について……
国会は、内閣に対して、内閣総理大臣の指名が出来ます。
又、衆議院に限っては内閣不信任案の決議が出せます。
参議院は問責決議案が出せますが、法的な拘束力はありません」

ジン「その通りだ。内閣不信任案が決議されたら、内閣は総辞職するか、衆議院を解散せねばならない」

※憲法69条
内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。


ジン「不信任と信任の違いは、まぁ本質は似たようなものだが、『内閣を信用できない』とするのが不信任、『内閣を信用するか否か』とするのが信任と考えればいいだろう」
ツバキ「不信任決議案は、過去に何度か可決されたことがあるわね」
ノエル「そうなの?」
ツバキ「ええ、そうよ。平成29年3月4日現在で、
昭和23年12月23日の、第二次吉田内閣。
昭和28年3月14日の、第四次吉田内閣。(バカヤロー解散)
昭和55年5月16日の、第二次大平内閣。
平成5年6月18日の、宮沢内閣。
以上四つね」

ノエル「一方、内閣は、国会に対して、衆議院の解散が出来ます」
ジン「その通りだ。内閣不信任決議案は、与党が国会の過半数を占めている以上は滅多な事では通らないが、衆議院の解散総選挙は内閣総理大臣の特権とも言える。
総理の胸一つでいつでも解散総選挙が打てるのだから、非常に強い権力と言える」

〜〜〜国会vs裁判所編〜〜

マコト「次は、国会と裁判所の関係について!」
ジン「変な答えを言ったら、今度は煉獄氷夜を食らわせるぞ」
マコト「は、はひ……!」
ジン「では、言って見ろ」
マコト「裁判所は、国会に対して違憲立法審査権と言う権利を持っています」
ジン「その通りだ。違憲立法審査権とは、国会が制定する法律が憲法に違反していないか銅貨を判断する権限だ。
最も、裁判所はこれを行使することに対しては非常に消極的だがな」
マイ「そうなの?」
ジン「当たり前だ。何でもかんでも違憲違憲、と言って見ろ。三権分立の建前が崩れるだろうが」
マイ「確かに……」
カジュン「それに、国民が選んだ議員達が作った法律だからという事で、裁判所も尊重するんですのよ、マイ」

マコト「一方、国会は、裁判所に対して、裁判官の弾劾裁判が出来ます。
裁判官を辞めさせるかどうかを決める権限があり、この際は国会に弾劾裁判所が設けられます」
ジン「正解だ。裁判官と言えど人間、幾ら『司法の独立を保つ為』と言っても、じゃあ裁判官が犯罪を犯したらどうする?と言う話もあるからな。
裁判官を裁判所が裁くとなると、やはり身内の事だから甘い判決になってしまうかもしれんだろう。
確かに、日本の裁判官はその身分を手厚く保障されている。
罷免されるケースは、以下の三点だけだ」

1:心身の故障により、職務を行う事が出来ないと決定された時
2:公の弾劾による時(憲法64条)
3:国民審査において、投票者の多数が罷免を決定した時(最高裁裁判官のみ)

カジュン「ちなみに、弾劾裁判で罷免された者は結構いますのよ。
スカートの中の盗撮、ストーカー、児童買春、収賄などですわね」
マイ「酷い!どれもこれも女性の敵じゃないか!」
カジュン「裁判官も人間、犯罪に走る事もあるという事ですの」

〜〜〜内閣vs裁判所編〜〜〜

ツバキ「では、最後に、内閣と裁判所の関係について」
ジン「期待しているぞ、ツバキ」
ツバキ「は、はいっ……!(ジン兄様に期待されてる……♪)」
マコト「あー、キサラギ少佐、ツバキを誘惑しないでください。話が進みません」
ツバキ「な、な、何言ってるのよ、マコト!?」
ノエル「良いからツバキ、早く答えてよぉ〜」
ツバキ「わ、分かってるわよ!
内閣は、裁判所に対して、最高裁判所長官の指名権があるわ。又、その他の裁判官の任命権もあるわね。
つまり、内閣は裁判所の人事権を握っているも同然って事」
ジン「うむ。流石ツバキ、パーフェクトな回答だ」
ツバキ「あ、ありがとうございます……!(ジン兄様に褒められた……♪)」
マイ「ツバキ、続き続きー!」

ツバキ「裁判所は、内閣に対して……と言うか、行政処分に対してね。違憲・違法審査権があるわ。
行政がやった処分が違法じゃないか、違憲じゃないかを審査出来るって事。
違法な行政処分に対しては、国家賠償と言う別の形で国民を救う事になるわね」
ノエル「その辺は、かつて「ひぐらし法律教室」で取り上げたので、宜しければご覧ください〜!」

■三つの権力は、本当に公平なの?

ジン「この問題に疑問を持ったことがある人は、いないわけではないだろう。
一応、『三権分立』と言う概念に従えば、三つの権力は公平であると考えるべきだし、それが憲法学では通説だ」
ノエル「でも、憲法41条に『国会は、国権の最高機関である』って書いてありますよ?」
ジン「それを、『41条説』と言う。単純に『41条に書いてあるからそうなんだ』と言う事だな」
マイ「国民が直接選挙で選ぶのは、国会議員ですよねぇ。
内閣総理大臣は、国会議員達が選ぶわけだし。
裁判所の裁判官も、内閣が選ぶし。
最高裁判所裁判官国民審査って言っても、ぶっちゃけあれで罷免された人なんて過去一人もいないじゃないですか。
さっき、キサラギ先輩も形骸化してるって言ってたし」
ジン「それを、『政治的美称説』と言う。『国民が直接選ぶのは国会議員だから、国会が一番偉いんだ』と言う考えだな」
カジュン「まあ、と言っても言葉遊びの域を出ない気はしますわね」
ジン「ファイコットの言う通りだな。国会が本当に一番偉いのかと言えば、総理大臣は解散権と言う強い武器があるし、裁判所は違憲立法審査権があるからな。
前者はいつでも抜ける伝家の宝刀、後者も裁判所が立法府に配慮してあまり振るわないだけだ」

マコト「じゃあ、司法は?権力から独立して職務を行うんでしょ?」
ジン「さっきも言ったが、司法に対しては弾劾裁判と裁判官の指名・任命権がある。
幾ら司法と言えど、やりたい放題、し放題とはいかんと言う事だ」
マコト「司法なだけに、し放題……」
ジン「……貴様、凍らされたいか?」
マコト「すみません><」

ツバキ「行政……確かに内閣総理大臣は強い権限を持っているわね」
ジン「戦前は、首相の権限があまり強くなく軍部の暴走を招いたという事があったからな。
だから大日本帝国憲法に比べて総理大臣の権限が強くなっているんだが……
それにしても、そもそもその総理大臣を選ぶのは、国会議員達だ。
そして、司法も行政府の行動に対しては違法・違憲審査権がある」
ノエル「こうして考えると、日本の三権分立って結構よくできてるんですね」
ジン「そうだな……それは言えている」

〜〜〜〆の挨拶〜〜〜

ジン「さて、今日はこの辺にしよう。皆、〆の挨拶だ」
ノエル「大した講義でもないのに、最後まで読んで頂いてありがとうございました!」
マコト「又気が向いたら書くかもしれません!」
ツバキ「ジン兄様が講師をしてくれるなら、私は幾らでも生徒をやります」
マイ「ノエル〜、勉強したらおなかすいちゃったよ。ごはん作ってよ」
カジュン「ノエルがデスクッキングを始めたら、マイ以外全員、ダッシュで逃げますのよ……」

〜〜〜アルカード城〜〜〜

ラグナ「なあ、ウサギ」
レイチェル「何かしら、死神」
ラグナ「俺達の出番は?」
レイチェル「作者に聞きなさい」
ラグナ「作者とか言うなよ!」
ココノエ「全く、初めは私が講師役だと聞いたのに……」
テイガー「一応、それも構想にはあるそうだ。まあ期待せずに待っていようではないか」
ν13「ラグナ〜!!ニューが講師やって、ラグナと殺し合いたい!」
ラグナ「お前が講師やったら授業にならねーよ!!バカか!!」

〜〜統制機構・帝の間〜〜〜

イザナミ「……流石に、我等では講義は不可能だろうな」
レリウス「然り」
ハザマ「そりゃあ……このメンツじゃムリでしょうねぇ……」
テルミ「あァん?じゃあ俺が講師やってやってもいいんだぜぇ?」
イザナミ「阿呆が。そんなチンピラ講師がどこにいるか」
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