うちの両親も80歳前後で、父のボケがだんだん進んでいるから、ひとごとではない。
モントリオールでも似たような事例がいくつもある。昨日も、メディアがニュースで繰り返していたのは、アルツハイマーの妻を夫が安楽死させた件だった。安楽死が認められてない国での出来事だから、自殺幇助(?殺人)というのか。まだ60歳くらいの夫婦だった。州議会でこれから法律を変更するか、議題に上がるかどうか。
介護施設の収容許容人数とか、施設の充実度とかもだけれど、何よりそういう施設に行きたがらない、行かせたくないという本人や家族の意識もあるだろう。なかなか思い切れない。これは日本だけではない。欧米だって、割り切って施設に入る人ばかりではない。そういう施設がない時代を生きてきた人だからかもしれないけど、誰だって住み慣れた自宅を離れるのも、家族と離れるのも怖いだろう。ましてや認知症になる前に、自分がそうなったら施設に入れてとか、安楽死させてとか、前もって遺言なりを残す人も少ない。笑い話でそういう会話をしていても、いざ本当にそうなったら・・・
このご夫婦も苦悩されただろうな。なくなられた方のご冥福をお祈りします。残された方々は今からも苦しまれるのかな。ご自分を許すことも大切ではないかな。
自分も高齢者に1日1日近づいている。自分で自分の将来を考えなきゃなぁ。
■妻殺害容疑で84歳夫逮捕=認知症介護に「限界」―警視庁
(時事通信社 - 03月01日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4456557
(記事本文)
自宅で妻(81)の首を絞め殺害したとして、警視庁八王子署は1日、殺人容疑で無職斎藤隆吉容疑者(84)=東京都八王子市千人町=を逮捕した。容疑を認め、「妻の認知症がひどく、介護に疲れて精神的に限界を迎えてしまった」と話しているという。
逮捕容疑は2月23日午後6時半〜同24日午前9時ごろ、自宅で妻節子さんの首をネクタイで絞め、窒息死させた疑い。
八王子署によると、斎藤容疑者は寝床に就いた節子さんに睡眠薬を飲ませ殺害したと話しており、自らも睡眠薬を飲んで自殺を図り入院していた。
2世帯住宅で2階には長男家族が住み、介護にも協力していたが、日中などは斎藤容疑者が主に節子さんの面倒を見ていた。
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